雲海と紅葉シーズン到来!天空の城「備中松山城」の展望スポット7選

幻想的な雲海に浮ぶ備中松山城。雲海も 10月中旬頃より連日のように出現しているようじゃ。多くの観光客の方々も早朝より展望台へ訪れておられる。紅葉も見ごろになってきた。
今回は定番の備中松山城雲海展望台と他にも様々な方向から雲海を望むことのできるスポット合わせて7箇所ご紹介してまいろう。
ご案内は岡山戦国武将隊の宇喜多秀家と宇喜多家家臣の戸川秀安でございまする。
掲載日:2023年11月13日
  • ライター:岡山戦国武将隊
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定番の展望スポット①(東側) 備中松山城雲海展望台

備中松山城の雲海といえば この場所、備中松山城雲海展望台じゃ。
ほとんどの方々がこの展望台を目指して 雲海を見に来ておられる。
2段に分かれた木製の展望デッキから眺めると前方に備中松山城。左が天守、右が二重櫓、そして眼下には高梁川と川に沿って広がる高梁市の市街地を望むことができる。(雲海が出た時はもちろん市街地は雲の下じゃが)
備中松山城の雲海の写真などをSNSなどでよく見かけるが、ほとんどがここからの眺めなんじゃ。
やはり、定番の雲海展望スポットじゃ!実に幻想的で見事な光景じゃ。備中松山城をいちばん近くに望むことが出来るスポットじゃ。

展望スポット②(東側)高陣

定番の展望スポット①の「備中松山城雲海展望台」に向かう途中の500m位手前のところにある。急に西側が開けて雲海が見えだすので直ぐにわかるじゃろう。車を5・6台駐めるスペースもある。
備中松山城雲海展望台はシーズンともなると、車も駐められぬほど多くの方が訪れる。駐めるスペースがない場合などはこちらがおすすめじゃ。 高陣は備中兵乱(戦国時代の備中での覇権争い)時、松山城の三村氏を毛利氏が攻めた際に陣をかまえたところなんじゃ。
ここ高陣から見る雲海は広く視界が開けているので、広大な雲海の絶景が望めるんじゃ。

展望スポット③(西側) 備中松山城を望む見晴らし台

ここの展望スポットは西側から備中松山城と雲海を望むことのできる場所じゃ。備中松山城までは少し遠いので、望遠レンズをお持ちの方向けのスポットじゃ。じゃが、誰でも無料で覗くことの出来る双眼鏡が設置されているので、雲の上に浮かぶ天守(右側)、二重櫓(左側)を見ることが出来る。そして城の背後から太陽が出てくるため逆光になるが、それがまたとても良い!
御覧のように西側からなので、右が天守、左が二重櫓なんじゃ。

展望スポット④(南側) 愛宕神社

ここは、あまり知られておらぬ穴場なんじゃが、城を南側から望めるスポットなんじゃ。ただし、見通しが悪く正面しか眺望は開けておらん。写真は望遠かスマホならズームで撮って下され。
ここ愛宕神社の奥にあるテレビの中継基地より見ることができるの じゃが、ご覧のような 備中松山城を南から望む雲海の上に浮かぶ城を見ることができる。
しかしここまでの道はとても幅が狭いため 軽自動車でしか行けぬ。また近くに民家があるため マナーを守り 雲海を楽しんでいただきたい。

展望スポット⑤(南側)大久保峠駐車場

こちらも城の南側から天守を望むことのできる場所じゃ。高梁市街から賀陽ICへ行くR484号線のループ橋を登りきったあたりの右側にある。パーキングの看板のある駐車場の一つ手前の場所じゃ。ここにも無料で覗ける双眼鏡が設置されておる。ただここは標高が低いため城を少し見上げる位置なので雲海が出てもこの場所自体が霧に覆われることも多い。ちと確率は低いやもしれぬが、絶景じゃ。
他のスポットでは雲海が見えておったが、ここはやはり雲の中じゃった。

展望スポット⑥(西側) 霧の海展望の丘

ここは、雲海の向こうに 備中松山城を見るというよりも、吉備高原の山々が、雲海の中に小島のように浮かぶ雄大な雲海 そのものを楽しむ場所じゃ。その美しさを求めて 多くの人々が訪れる場所なんじゃ。
ここは眺望が広く開け、遠くは 岡山市、福山市方面まで見渡せるのじゃ。 その前に 雲海がずっと広がっている とても見事な景色になる。
前述の 備中松山城展望台に行ったが 、雲が多くて 備中松山城が雲海の中に隠れて見られなかったなどという時はこちらに来ることをおすすめする。見事な 絶景が広がっておるであろう。

展望スポット⑦(備中松山城本城より) 天守から見る雲海も格別!

展望スポットより備中松山城を望むのもとても綺麗じゃが、逆に備中松山城から見る雲海も見事なんじゃ。
雲海が出ると展望台からの写真を見てもわかるように、城の周りが全て雲で覆われる。展望がきく場所は限られるが、石垣の向こうに広がる雲海はまさに絶景じゃ。他の展望スポットで早朝雲海を堪能したあとはぜひ、ここ備中松山城に来られてみるがよかろう。濃い雲海が出ている時は9時過ぎ頃まで雲海が見られることもある。
猫城主・さんじゅーろー殿も皆のお越しを待っておられる。
ふいご峠から大手門を通り、三の丸から二の丸に続く坂道辺りから城を取り囲む雲海が見えてくる。息を吞むような光景じゃ!
この時、天守内部より望む雲海も格別じゃ。二の丸まではいつでも行けるが、天守に入れるのは午前9時からなのでお気をつけなされよ。状態の良い 濃い 雲海が出た場合は9時過ぎまで雲海が残ってることが多いので ここ備中松山城 本丸まで登ることをおすすめ する。

雲海を見る確率を上げるには?

せっかく備中松山城の雲海を見に行くのだから絶対見てみたい!と思うのは誰しも同じ。しかし、自然相手なのでもちろん確実に出るとは限らないのが雲海。
雲海は出やすい条件というものがあるんじゃが、それを知っておくことも肝要じゃ。
【雲海の出る条件】
■その日の天気が晴れ
■朝と日中の気温差が大きい(前日の日中と当日の朝の気温差が大きい)
■時期は10月中旬から12月上旬早朝は濃い霧が出やすい
■2・3日前に雨が降っていると尚良

上記の条件を満たしているときに行けば確率が一段と上がるはずじゃ。
✖雨の日は雲海は出ない!これも知っておくことじゃ。

AI予測と雲海ライブ映像で、 さらに確率アップ

【雲海発生予測システム】
岡山理科大学の大橋唯太教授らの研究グループの開発したもので、2023年10月より運用されたばかりなんじゃ。翌日の雲海発生確率を知ることが出来る。
【雲海出現NAVI】
三菱自動車の運用するもので、週末の雲海出現確率を知ることが出来る。

【備中松山城雲海ライブ】
高梁市観光課運用のYouTubeで午前4時から午後11時までライブ映像を配信している

このように雲海を見れるのはあなたの運次第、たまたま行った日に綺麗な雲海を見れた、見れなかったという時代ではないんじゃな!これは活用せねばな

各展望スポットへの交通手段は?

やはり早朝の時間なので自家用車、レンタカーに勝るものはないが、 電車で来られる方は、前日に前乗りでの高梁入りがよかろう。
備中松山城雲海展望台行の『乗り合いタクシー』があるんじゃ。前日までの予約が必要じゃが、JR備中高梁駅から定番の展望スポット①の備中松山城雲海展望台までの往復で3,000円ととてもお得じゃ。
また、ご紹介した各展望スポットは駐車場スペースも多くあるわけではなく、早朝の時間帯ということもある。近くに民家のあるスポットもあるので、マナーを守って備中松山城の雲海展望を楽しんで頂きたいとお願い申し上げる次第じゃ。
一生に一度は見たい備中松山城の雲海!
猫城主・さんじゅーろー殿も「お待ちしておるにゃん。」と申されておりました。
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