赤磐市「吉井城山公園」は穴場の桜お花見スポット!見頃・アクセス・イベント情報をご紹介【2025年版】

こんにちは!月子です。岡山県赤磐市にある「吉井城山公園」をご存じですか?春になると美しい桜が咲き誇るお花見スポットで、お城や日本家屋とともに和の雰囲気が楽しめるんですよ。また、山の上にあるため、満開の桜とともに赤磐市の風景を一望できるのもポイントです。本記事では、見どころや開花時期、イベントやアクセス情報をご紹介します。
(記事内の桜の写真は過去写真を使用しています)
掲載日:2025年03月21日
  • ライター:月子
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「吉井城山公園」とは?

「吉井城山公園」は岡山市の北隣にある赤磐市に位置します。かつては周匝茶臼山城(すさいちゃうすやまじょう)が築かれており、1579年に滅ぼされるまで46年間存在していたとされています。落城後は荒地でしたが、1986年に城型展望台を建設し、城山公園として整備されています。
春には桜が美しく咲き誇り、多くの花見客でにぎわいます。

白壁、石垣、桜…日本の春景色

それでは、早速、桜の時期のご紹介です。
ご覧ください!白壁、石垣、お城、そして桜……日本の春です。
ただ桜を見るだけではない、一味違ったお花見を楽しめるのがこの吉井城山公園のいいところ。

ちなみに、この階段下からは、空豪(水のないお壕)を実際に歩くことができます。しかし、とんでもない急勾配の土の道ですので、私は勇気が出ずに歩けませんでした。さすが、戦で使われていたものなので、容易には踏み込めません。歴史好きな方、ぜひ一度お試しください。

春爛漫、桜と周匝の絶景

この階段の脇に目を向けると、目の前に広がるのは一面の桜の景色です。そして、その桜の合間からは、先ほど通ってきたであろう道や、人々の営みが息づく家々、遠くには川や山々が顔を覗かせます。

茅葺屋根と桜

桜の季節には、茅葺の建物と桜が織りなす古き良き日本の風景に出会えます。江戸時代にタイムスリップしたような非日常的な感覚になりますよ。
左手に見える建物は、実際に使われていた高瀬舟の船宿を移築した歴史あるものです。高瀬舟とは、主に江戸時代に川で使われた木造の輸送船のこと。船頭や乗客が休憩したり宿泊したりした場所が船宿です。

開花時期

例年の見頃は、3月下旬〜4月上旬頃となっています。今年の最新の情報はリンク先を ご覧ください。
桜の次は、つつじも楽しめます。
 

イベント「城山公園まつり」には鉄砲隊も来園!

今年も「城山公園まつり」が開催されます。備州岡山城鉄砲隊による演武や、吹奏楽の演奏、地元の方の催しなどが行われますので、是非足をお運びください。 

【城山公園まつり】
開催日:2025年4月13日(日)
開催時間:9:00~15:00
 

桜だけじゃない!展望台からの絶景

「吉井城山公園」は桜の季節以外にも楽しめますので、その他の見どころをご紹介していきますね。
標高約170メートルの山の上にそびえる城型展望台からは、周匝の街並みを一望できます。展望台の内部には、この場所の歴史や出土品などが展示されています。帳簿に記名し靴をぬいで階段を上ると、最上階からはこの絶景を堪能できますよ。
先ほどと反対側からも、平野と山、そして公園内に佇む日本建築を眺めることができます。さすが山城、見晴らしが良いですね!

五木ひろしさんの歌が聴ける!

入口付近には「吉井詩情」の歌碑があります。隣にあるボタンを押してみてください。なんと五木ひろしさんの歌を聴くことができますよ。また、この場所の歴史や施設の説明も聴くことができます。

山城の記憶を今に伝える「大型竪穴遺構」

「吉井城山公園」には、なんと大型竪穴遺構があるのです。ここは山城。備蓄された物資を保管するために使われたものだそうです。
先ほど展望台のご紹介でも触れましたが、ここで出土した遺物が展望台の中で展示されています。備前焼などの焼き物やお皿、刀の鍔など、当時の様子がうかがえますね。
復元された大型竪穴遺構の内部です。戦国時代の城郭では珍しいものとのことで、貴重な遺構を見ることができます。
今まで考えたこともありませんでしたが、戦の際には確かにこのような貯蔵庫が必要不可欠ですね。実際にその空間を目の当たりにして、当時の生活や戦の準備がよりリアルに感じられます。

「腰曲輪(こしくるわ)」の跡

こちらの広場は、入口の階段の隣にあるスロープを降りたところにあります。
この場所は、敵からの攻撃にあった際の最後の防御線として機能していた「腰曲輪(こしくるわ)」の跡です。現在は桜が植えられており、かつての戦いの場は春になると美しい花で訪れる人の心を和ませてくれています。

旅の記念に!御城印

近年話題になっている御城印。御城印を求めて全国を旅する人もいますよね。こちらの「周匝茶臼山城跡」にもあるんですよ!船宿の左側でお求めいただけます。300円を目安として、御城印募金箱への募金をお願いします。
私も御城印をいただいてきました。周匝茶臼山城主の家紋は不明なため、落城後にこの一帯を守っていた岡山藩家老・片桐池田家のものだそうです。数字のスタンプが置いてあるので、日付を押印することができます。これは集めたくなりますね。

所在地・開園時間・料金

駐車場やお手洗いなどの設備も整っているので、安心して訪れることができます。なんと無料ですが、ボランティアの方々が維持してくださっています。城型展望台にある募金箱に、ぜひご協力をお願いします。

【吉井城山公園】
所在地:岡山県赤磐市周匝15-6
開園時間:10:00~17:00
定休日:月曜日
入園料:無料
駐車場:普通車10台

アクセス

私が訪れた際は、南側からの道が土砂崩れで通行止めとなっていました。通行止めが解除されるまでは北側からの道をお通りください。また、付近の道は、狭くなっているところがあります。どうぞ運転にはお気を付けください。
ちなみに、その道には池田家の墓所もありますので、通りすがりがてら歴史を感じてみるのもおすすめです。

交通アクセス(車):山陽自動車道山陽ICから約40分または、中国自動車道美作ICから約40分
交通アクセス(公共):JR林野駅から新道穂崎行きバス約25分「周匝」下車、徒歩約30分

おわりに

今回は、かつて周匝茶臼山城があった「吉井城山公園」をご紹介しました。こんなに素敵な場所でありながら、比較的人が少なく、落ち着いて桜を楽しめる穴場スポットです。また、桜の季節以外でも素晴らしい眺めや歴史を感じられる見どころがあり、いつ訪れても楽しめる公園ですので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
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