「吉井城山公園」とは?
春には桜が美しく咲き誇り、多くの花見客でにぎわいます。
白壁、石垣、桜…日本の春景色
ご覧ください!白壁、石垣、お城、そして桜……日本の春です。
ただ桜を見るだけではない、一味違ったお花見を楽しめるのがこの吉井城山公園のいいところ。
ちなみに、この階段下からは、空豪(水のないお壕)を実際に歩くことができます。しかし、とんでもない急勾配の土の道ですので、私は勇気が出ずに歩けませんでした。さすが、戦で使われていたものなので、容易には踏み込めません。歴史好きな方、ぜひ一度お試しください。
春爛漫、桜と周匝の絶景
茅葺屋根と桜
左手に見える建物は、実際に使われていた高瀬舟の船宿を移築した歴史あるものです。高瀬舟とは、主に江戸時代に川で使われた木造の輸送船のこと。船頭や乗客が休憩したり宿泊したりした場所が船宿です。
開花時期
桜の次は、つつじも楽しめます。
イベント「城山公園まつり」には鉄砲隊も来園!
【城山公園まつり】
開催日:2025年4月13日(日)
開催時間:9:00~15:00
桜だけじゃない!展望台からの絶景
標高約170メートルの山の上にそびえる城型展望台からは、周匝の街並みを一望できます。展望台の内部には、この場所の歴史や出土品などが展示されています。帳簿に記名し靴をぬいで階段を上ると、最上階からはこの絶景を堪能できますよ。
五木ひろしさんの歌が聴ける!
山城の記憶を今に伝える「大型竪穴遺構」
先ほど展望台のご紹介でも触れましたが、ここで出土した遺物が展望台の中で展示されています。備前焼などの焼き物やお皿、刀の鍔など、当時の様子がうかがえますね。
今まで考えたこともありませんでしたが、戦の際には確かにこのような貯蔵庫が必要不可欠ですね。実際にその空間を目の当たりにして、当時の生活や戦の準備がよりリアルに感じられます。
「腰曲輪(こしくるわ)」の跡
この場所は、敵からの攻撃にあった際の最後の防御線として機能していた「腰曲輪(こしくるわ)」の跡です。現在は桜が植えられており、かつての戦いの場は春になると美しい花で訪れる人の心を和ませてくれています。
旅の記念に!御城印
所在地・開園時間・料金
【吉井城山公園】
所在地:岡山県赤磐市周匝15-6
開園時間:10:00~17:00
定休日:月曜日
入園料:無料
駐車場:普通車10台
アクセス
私が訪れた際は、南側からの道が土砂崩れで通行止めとなっていました。通行止めが解除されるまでは北側からの道をお通りください。また、付近の道は、狭くなっているところがあります。どうぞ運転にはお気を付けください。
ちなみに、その道には池田家の墓所もありますので、通りすがりがてら歴史を感じてみるのもおすすめです。
交通アクセス(車):山陽自動車道山陽ICから約40分または、中国自動車道美作ICから約40分
交通アクセス(公共):JR林野駅から新道穂崎行きバス約25分「周匝」下車、徒歩約30分