岡山県のおすすめ初詣スポット!日本三大稲荷「最上稲荷」の見どころ・アクセス情報【2025】

こんにちは! おか旅ライターの月子です。
日本三大稲荷の一つ「最上稲荷(さいじょういなり)」は、お正月三が日の人出が60万人にも上る、岡山県の大人気の初詣スポットです。遠くからも目立つ大鳥居が印象的で、初日の出が見られるスポットもあります。ぜひ新年に、初詣に行ってみませんか?
掲載日:2024年12月16日
  • ライター:月子
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最上稲荷とは?

岡山市にある「最上稲荷山妙教寺」(通称:最上稲荷)は、「日本三大稲荷」といわれるパワースポット! なんと1200年もの歴史があるんですよ。
日蓮宗のお寺ですが、特別に「神仏習合」の祭祀形態が許された貴重なお稲荷さんなのです。
「最上位経王大菩薩」、「八大龍王尊」、「三面大黒尊天」が祀られており、さまざまなご利益をいただけます。

所在地:岡山県岡山市北区高松稲荷712

遠くからも目立つ大鳥居

県道180号線から「最上稲荷」を目指すと、まず迎えてくれるのがこの大きな鳥居です。
鳥居の下にいる私と比較してみてください。驚きの大きさですよね!
最初に遠くから見つけた時には「なんだなんだ!?」と興味を惹かれ、思わず寄り道をして見に行ったほどです。
高さ27.5m、柱の直径4.6m、総重量2800tもあるんですって!
この落ち着いた深みがある赤「ベンガラ色」は、古来から邪気を払うとされています。また、2014年に再塗装されたそうです。
後にご紹介する展望スポット「一の丸」からも、悠然とそびえ立つ大鳥居を見ることができます。周りの家々と比べると、その圧倒的な大きさがいっそう際立ちますよね。ぜひ間近でその迫力を体感してみてください。
なお、大鳥居のすぐそばに参観用の駐車場が用意されていますが、年末年始は渋滞防止のため利用できませんのでご注意ください。
大鳥居に感動したのちは、約2km北へ進み、境内へと向かいましょう。

珍しい仁王門

門前町を抜けると、ドーンと構える仁王門が現れます。
インド建築様式で石造りとは、非常に珍しいですね。さらに、黄金の仁王像はなんという貫禄!
また、この門の反対側には大きな白狐が鎮座していますのでそちらも必見です。
こちらの仁王門には照明設備がついています。
脇にある照明スイッチを押せば、日が短くなる冬の夕方でも、仁王さまや白狐のお姿をしっかりと拝見できます。
仁王像の足元には、よく見ると黄金の草鞋(わらじ)がたくさん敷き詰められています。
これらはガラス製で、仁王門建立50周年を記念して奉納されたものだそうです。

お参りの順路

それでは順路を進んでまいりましょう。
仁王門の左側の階段を上ります。
「最上稲荷」の境内は高低差がありますが、エレベーターが設置されていますので、足の不自由な方や妊婦さんも安心してお参りができます。

御水舎(おみずや)

階段を上り、古いお札を納めたのちには、こちらの「御水舎」で身を清めましょう。
ダイナミックにうねる龍神像は風格がありますね。

立派な本殿「霊光殿(れいこうでん)」

本殿にてお参りをします。
ご覧ください、なんという大きさ!立派な本殿です。
お参りしている私と本殿を比較すると、その壮大さが一目でお分かりいただけると思います。

江戸時代からの歴史あるおみくじ

初詣といえば、新年の運勢が気になるもの。
こちらは本殿の賽銭箱の左手にあるおみくじコーナーです。
なんと、このおみくじは江戸時代から使われている版木を元に刷られているんです!
歴史あるおみくじを、いざ引いてみましょう。
おみくじの筒をシャカシャカとシャッフルして、「良い運勢でありますように…!」とワクワクドキドキしながらおみくじをひきます。
わ~い! 吉が出ました!
こちらが江戸時代から伝わる由緒あるおみくじです。歴史的仮名遣いで、達筆! しかし、読めない…。
安心してください! 裏側には現代語訳がしっかりと載っていますよ。これなら内容をしっかり理解できますね。
江戸時代からの伝統的なおみくじの他にも、スマホでひけるおみくじもあるんですよ!
おみくじ筒に触れることなく、境内のみでひけるおみくじです。ただし、奉納料は現金ですのでご注意ください。

また、本殿の横幅一杯の大きなお賽銭箱があるのですが、なんと電子マネーでお賽銭を納めることもできるんです。現金を持ち合わせていなくてもお賽銭を納められるなんて便利!伝統とハイテクが融合した、現代らしいお参りのスタイルですね。

初日の出スポット

「最上稲荷」には、なんと初日の出を拝めるスポットもあるとお聞きしたので、行ってみることにしました。
本殿右手の階段を上り、さらに右側を歩いていくと「妙見堂・秀吉本陣(一の丸)」への案内板が見えてくるので、矢印の方向へと進みます。
10分弱の道のりですが、山道の階段なのではぁはぁと息切れしました。
頑張って上った先には、広がる絶景!
遠くに大鳥居も見えます。ここから初日の出を拝めば、きっと素晴らしい一年のスタートになりそうですね!
そして実はこの場所、かつて豊臣秀吉が軍議を行った歴史ある地でもあるのです。

かわいいお守りや縁起物がそろう「幸運ショップ ゆかり」

初詣でお参りした後には、お守りや縁起物を購入して、一年をより良いものにしたいですね!
「幸運ショップ ゆかり」には、たくさんのお守りや縁起物などがあり、目移りしちゃう!
「最上稲荷」では三面大黒尊天をお祀りしているため、金運アップのお守りも充実しています。
お財布に入れられるカードタイプや、お財布型のお守りなどユニークなデザインが目を引きます。
まるでアクセサリーのようなかわいいお守りもたくさんあります。
身に付けた瞬間から、幸せになれそう!
2025年は巳年! 干支のヘビコーナーもありました。
その年の干支の置物を飾ると、縁起がいいのだそうですよ。
初詣でお参りしたら、求めたいお品です。

御朱印

祈祷受付にて、御朱印も拝受できます。
御朱印は何種類かあるので、受付で選びます。
私は代表的な御朱印である「妙法」(正しい教えという意味)を選びました。
迫力ある筆致で美しく、ほれぼれとしてしまいます。

なお、12月31日の20時より、2025年巳年限定の御朱印も数量限定でいただくことができます。
金箔の豪華な御朱印ですので、参拝の際にはぜひいただきたいですね。
※御朱印は、2024年12月31日(火)5:30~2025年1月4日(土)9:00までは書き置きでの対応となります。

初詣「新春開運大祈願祭」

(写真提供:最上稲荷)

「最上稲荷」では、お正月の1日から3日にかけては昼夜を問わずご祈祷が行われます。
また、大晦日から1月15日までの間は、祈祷受付時間や「幸運ショップゆかり」の営業時間が通常と異なりますので、ご注意ください。
なお、ご祈祷の申し込みはウェブで事前予約が可能です。
桃山様式が取り入れられた庭・寒松庭でお屠蘇がふるまわれたり、「日光さる軍団」による伝統芸能・猿まわしの公演があったりと、イベントも楽しめますよ。

アクセス・駐車場情報

最上稲荷の公式駐車場は、身体障がい者の方用に4台分のみが設けられています。
そのため、一般の方は周辺の民間駐車場をご利用ください。
特に、門前町(参道)に入る手前にある広めの駐車場は、分かりやすい場所にあります。
境内に近い駐車場は数が少なく、場所が分かりづらい場合もあるため少し歩くことになりますが、参道手前の駐車場の利用がおすすめです。

所在地:岡山県岡山市北区高松稲荷712
駐車場:周辺に民間の駐車場あり(普通車5,000台、大型車も可・有料)、境内には身体障がい者駐車場(4台)あり
交通アクセス(車):岡山自動車道岡山総社ICから約10分
交通アクセス(公共):JR備中高松駅からタクシー約5分(徒歩の場合約40分)

初詣時のアクセスについて

大晦日12月31日の21:00からは警察による交通規制が行われます。
一方通行の場所もありますので、詳細は公式サイトをご確認ください。
新年1月1日から3日までは、JRの初詣臨時列車が運行されます。
また、JR備中高松駅と最上稲荷参道口まで臨時バスも運行されます。
渋滞回避のためにも公共交通機関での参拝がオススメです。

【臨時バス 問い合わせ先】
下電観光バス
TEL:086-298-2665

おわりに

いかがでしたでしょうか。
今回の取材では、最上稲荷山妙教寺の綾野さんにお話を伺うことができました。
「新しい年を神聖な気持ちで迎えていただけるよう、ぜひお越しください」とおっしゃっていました。
新年のスタートを清々しい気持ちで迎えるためにも、ぜひ詣でてみてくださいね。
皆さまにとって素晴らしい一年となりますように!
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