備中高松城の戦いとは?
備中高松城はどんなお城?
現在の備中高松城
2023年オープンの備中高松城址資料館
※続日本100名城スタンプは「備中高松城址資料館」の休館日には、本丸脇の和菓子店「清鏡庵」で押すことができます。
【備中高松城址資料館】
所在地:岡山県岡山市北区高松558-2
TEL:086-287-5554
開館時間:10:00~15:00
休館日:月曜日、年末年始(12月28日~1月4日)
駐車場:あり
ちょっと休憩。本丸脇にある老舗和菓子店へ
【清鏡庵】
所在地:岡山県岡山市北区高松511-1
TEL:086-287-2143
営業時間:8:00~19:00
定休日:木曜日
駐車場:あり
戦いの痕跡①清水宗治と宝福寺
まずは国の重要文化財の三重塔がある水墨画で有名な雪舟ゆかりの寺、総社市の「宝福寺」。なぜ備中高松城の戦いと関係あるのか?…というのも「宝福寺」には清水宗治殿に関係した文書が残されておるのじゃ。「宝福寺」は当時から臨済宗の寺としてトップクラスの格式があったお寺なんじゃ。備中争乱で毛利氏が三村氏を滅ぼした時、三村元親殿の子供がここで処刑されている。毛利氏が三村氏に対して最大限の敬意を払っていたからこその処置なのであろう。
【宝福寺】
所在地:岡山県総社市井尻野1968
TEL:0866-92-0024
参拝時間:5:00~17:00
駐車場:あり
戦いの痕跡②冠山城
【冠山城】
所在地:岡山県岡山市北区下足守2038
戦いの痕跡③宇喜多忠家の陣跡
【宇喜多忠家陣址】
所在地:岡山県岡山市北区大崎108
戦いの痕跡④羽柴秀吉本陣跡
【羽柴秀吉本陣跡】
所在地:岡山県岡山市北区立田
戦いの痕跡⑤蛙ヶ鼻築堤跡
【備中高松城跡 水攻め史跡公園】
所在地:岡山県岡山市北区立田
駐車場:あり(2~3台)
※周辺は道が狭いため、国道180号線から気をつけて進んでください。
戦いの痕跡⑥水攻め足守川 取水口
【水攻め足守川 取水口】
所在地:岡山県岡山市北区門前188
戦いの痕跡⑦高松城水攻め鳴谷川遺跡
【高松城水攻め鳴谷川遺跡】
所在地:岡山県岡山市北区長野
清水宗治と羽柴秀吉、吉備津神社との関係
【吉備津神社】
所在地:岡山県岡山市北区吉備津931
TEL:086-287-4111
参拝時間:開門5:00、閉門18:00
※境内拝観自由(授与所9:00~16:00/祈祷受付時間9:00~14:30)
駐車場:あり
清水宗治外ニ名連署書状
<天正8 (1580)年11月5日/吉備津神社蔵>
清水宗治と国弘隠岐守、河内備後守の3人が、毛利側の担当者として連署した文書で、清水宗治たちは吉備津宮の神職たちに対して、検地の時に明らかになった土地の配分を巡って起きていた問題等について取り扱っているようです。ただし、結論については出しておらず、上様(毛利輝元でしょうか)が帰陣した後に、判断を仰いだ上で解決しますと書かれています。(テーマ展レジュメより)
羽柴秀吉禁制
< 天正10(1582)年3月/個人蔵、吉備津神社蔵>
天正10(1582)年に入ると、羽柴秀吉は本格的に備中へ侵攻してきました。同年3月には、備前・備中・美作の神社や寺院に対して、禁制(乱暴をしない、放火をしない等の約刺)をしていきました。今回展示されていたのは、備前国浦伊部と備中国宮内へ対して秀吉が発出した禁制。(テーマ展レジュメより)
原田与七郎書状
<天正10(1582)年5月13日/吉備津神社蔵>
羽柴秀吉家臣の原田与七郎が書いたものです。雨が降り続いているため羽柴秀長(文中では小ー「こいち」様)に会えてないこと、秀吉が吉備津宮に参詣して機嫌が良いことが書かれています。(テーマ展レジュメより)
おしまいに
今回紹介した「備中高松城」周辺の秀吉本陣跡や秀忠陣跡など、各遺跡は徒歩でも半日ほどで回ることができる。岡山県立県立博物館のテーマ展とあわせて、ぜひ現地で日本の歴史の転換点である「備中高松城」の戦いを体感していただきたい。