- 集合場所は「倉敷館観光案内所」
- 倉敷美観地区を代表する風景「中橋」
- レトロな黒板が興味深い「大山日ノ丸証券」
- 無料で楽しめる日本庭園「新渓園」
- 生きて成長してゆく美術館「大原美術館」
- 龍のレリーフが重厚な「今橋」
- 倉敷を代表する町家「旧大原家住宅(語らい座・大原本邸)」
- 多文化の融合した倉敷の迎賓館「有隣荘」
- 細く入り組んだ路地「ひやさい」
- 外観のなまこ壁は倉敷のシンボル「倉敷考古館」
- 水運の歴史を今に伝える「倉紡製品原綿積み降ろし場跡」
- リノベーション建築のさきがけ「倉敷アイビースクエア」
- かつての職人町の面影を今に伝える「本町通り」
- 倉敷最古の町屋「井上家住宅」
- 2025年4月3日オープン!「児島虎次郎記念館」
- 名曲を聴きながらほっと一息「音楽図書室(倉敷公民館)」
- おわりに
- 紹介したスポットの場所(地図)
倉敷館観光案内所
まち歩きは、土・日曜日、祝日の9:30~と13:30~の1日2回(年末年始を除く)実施されています。
参加する際は、集合時間に遅れないようにしましょう。
中橋
ここから見る風景はガイドブックなどによく使われているので、倉敷といえばこの風景をイメージされるかたも多いのではないでしょうか。
ちなみに記念写真を撮る時は橋の手前、欄干(らんかん)付近に立つと、背景の「倉敷考古館」(白壁の土蔵)が綺麗に入ります。
大山日ノ丸証券
こちらの壁にある黒板、どうやら何か書かれているみたいです。
歴史あるたたずまいの中に最新の経済情勢が書かれているのは、何だか面白いですね。
ちなみに黒板は、毎月一回書き換えられているそうです。
新渓園
こちらの日本庭園には、数多くの灯籠(とうろう)や、まっすぐに伸びた松の木など、派手さはないものの多くのこだわりが詰まっています。また、園内にある「敬倹堂(けいけんどう)」は茶会などの各種イベントのほか、一般にも貸し出しされています。
大原美術館
現在のクラボウ、クラレの社長を務めた実業家・大原孫三郎により、日本初の本格的西洋美術館として1930(昭和5)年に設立されました。開館の背景には、氏が生涯にわたり援助した洋画家・児島虎次郎の収集した西洋絵画のコレクションを、当時西洋絵画を見る機会の無かった市中の人々に広く公開したいといった思いがありました。
なお、このまち歩きの終点が「大原美術館前」ですので、まち歩き終了後スムーズに入館することができます。
今橋
橋の欄干に彫られた龍のレリーフは、児島虎次郎のデザインによるものです。
旧大原家住宅(語らい座・大原本邸)
現在のクラボウ、クラレの創業家であり、「大原美術館」を設立した大原家の本宅です。
有隣荘
迎賓館として作られたこちらの建物は、和、洋、中の入り交じった折衷様式が特徴的です。
通常は非公開ですが、春と秋に特別公開がありますので、その際にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
【令和7年春の有隣荘特別公開「有隣荘へようこそ!現代アートでおもてなし」】
開催日時:2025年4月18日(金)~5月11日(日)10:00~16:00(入場は~15:30)※4月21日は休み
詳しくはこちら→https://www.okayama-kanko.jp/event/14833
ひやさい
メインの通りから「ひやさい」に一歩足を踏み込んでみると、また違った景色が見えてきます。
倉敷考古館
まち歩き途中に、お気に入りの一枚を撮影してみてくださいね。
倉紡製品原綿積み降ろし場跡
ここは、倉敷紡績本社工場(現在の倉敷アイビースクエア)で使う原料(綿)を舟から積み降ろす場所だったのです。道路が未発達だった時代、児島湾の干拓地にて作られた綿花が倉敷川を通ってこちらに運ばれ、紡績工場で糸に加工されていました。
倉敷アイビースクエア
時は高度経済成長、古いものは新しいものに建て替えるのが当たり前だった当時、このようなリノベーションは先駆的でした。
また、機械を置いていた場所には基礎の石がそのまま残されていて、操業当時のようすをうかがい知ることができます。
本町通り
江戸時代に職人の町であった名残りのある、古くからの商店が並ぶ歴史を感じる通りです。
倉敷特産の畳縁を使った、お土産に最適なミニ畳を販売されていました。価格もお手頃で、フィギュアを飾ったりするのに人気があるそうです。
井上家住宅
古禄(ころく)と呼ばれる倉敷でも古くから栄えた家で、建物は倉敷美観地区内最古の町屋とされていて、国の重要文化財に指定されています。
児島虎次郎記念館
レトロモダンな外観が特徴的なこちらの建物は、大原美術館本館を手がけた建築家・薬師寺主計(やくしじかずえ)の設計により1922年に竣工。以前は倉敷アイビースクエア内(現在の愛美赤煉瓦館)にありましたが、2016年に閉鎖した中国銀行の倉敷本町出張所を譲り受け、展示内容を拡充して移転リニューアルされました。
館内には「和服を着たベルギーの少女」をはじめとする児島虎次郎の作品、および氏が大原コレクションとともに収集した古代エジプトや西アジアの美術品が展示されています。
※大原美術館の入館券で入館可能です。
音楽図書室(倉敷公民館)
倉敷アイビースクエアを手がけた建築家、浦辺鎮太郎氏の設計により1969年に開館しました。
故 大原總一郎氏が生前に愛用していた蓄音機と「大原コレクション」のSPレコードを中核に1969年(昭和44年)に創設された音楽図書室です。
クラシック音楽を主体に、ジャズ・ポップス・オペラ等の幅広いジャンルの音源があり、SPレコード・CD・LD・DVDのほか、音楽図書・楽譜を収蔵しています。
おわりに
倉敷美観地区周辺の主要スポットを効率よく見て回れますので、はじめて倉敷に来られるかたはもちろんのこと、倉敷の歴史を改めて知りたい地元の人やリピーターにもおすすめです。ぜひ気軽に参加してみてくださいね。