すべて100歳以上!明治生まれの岡山のフォトジェニックな建築物12選

岡山県には、明治時代に竣工した建築物が数多く現存しています。その中からフォトジェニックなレトロ建築を古い順にご紹介!

全12スポットのうち半数、「旧吹屋小学校」「閑谷学校資料館」「旧遷喬尋常小学校」「岡山市立旭東幼稚園旧園舎」「総社市まちかど郷土館」「旧勝央町郷土美術館」に、江川三郎八という建築技師が関わっているとされています。

(2022年6月15日更新)
掲載日:2017年06月29日
  • ライター:おか旅編集部
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牛窓海遊文化館(瀬戸内市)

明治20(1887)年、牛窓警察署庁舎として建てられた洋館です。現在は舟型だんじりや朝鮮通信使との文化交流資料などが展示されています。

高梁キリスト教会堂(高梁市)

明治22(1889)年築、現在、県下では最古の教会堂。キリスト教伝導の史跡としてだけでなく、明治洋風建築としても貴重です。「岡山四聖人」のひとり、社会福祉事業家の留岡幸助を育てた場所でもあります。

吉備中央町吉川歴史民俗資料館(吉備中央町)

明治27(1894)年、吉川村役場として建てられた木造二階建、瓦葺の洋風建築。現在は資料館として活用し、地元に残る昔ながらの農具、生活用具、祭礼具等を展示しています。

吉備中央町加茂川歴史民俗資料館(吉備中央町)

明治30(1897)年頃、加茂葉たばこ取扱所として設置されたものを、旧加茂川町が資料館として保存・活用し、現在に至ります。地元の人々から寄附された古くからの生活用具、農具、祭礼具等、600種・約1,000点を展示。

岡山県立津山高等学校[旧岡山県津山中学校]本館(津山市)

明治33(1900)年、津山中学校として建てられました。木造2階建の擬洋風建築は、明治時代の旧制中学校建築の数少ない遺例として、学校建築史上重要なものです。

旧吹屋小学校(高梁市)

拡智小学校として明治6(1873)年に開校。明治32(1899)年に吹屋尋常高等小学校と改称して現在の場所に移築。東校舎・西校舎等が明治33(1900)年、本館が明治42(1909)年に竣工。
吹屋小学校は2012年に閉校するまで「現役最古の木造校舎」として使用されました。2015年から保存修理事業が始まり、7年もの歳月を経て2022年4月、吹屋の歴史や文化を発信する地域の新たな拠点として一般公開されました。

高梁市郷土資料館(高梁市)

明治37(1904)年に建てられた旧高梁尋常高等小学校です。現在は江戸時代から昭和初期にかけての生活用具などを展示。ちなみに1904年といえば日露戦争。この戦勝記念に誕生したのが新庄村のがいせん桜。どちらも歴史あるスポットですね。

閑谷学校資料館(備前市)

明治38(1905)年、閑谷学校の学房跡に私立中学閑谷黌として建設され、現在はその本館部分を資料館として公開中。江戸時代(1670年)創建の旧閑谷学校とは異なる、明治期建築ならではの趣があります。

旧遷喬尋常小学校(真庭市)

明治40(1907)年建築のルネッサンス風校舎。洋風を模した重厚な木造建築で、平成11年5月に国の重要文化財に指定されました。シンメトリーデザインの校舎はロケ地としても人気。

岡山市立旭東幼稚園旧園舎(岡山市)

明治41(1908)年に竣工。中央に八角形の遊戯室が、その四方に保育室があり、園児たちの様子をすぐに見渡せる構造になっています。幼稚園舎として全国で初めての重文指定を受けました。

総社市まちかど郷土館(総社市)

明治43(1910)年築、旧総社警察署。同市内に現存する唯一の明治洋風建築です。入口のある八角形の構造物に明治の雰囲気たっぷり。現在は、備中売薬など、明治を中心とした伝統産業の資料を展示しています。

旧勝央町郷土美術館(勝央町)

明治45(1912)年、勝田郡役所として建てられた擬洋風建築。勝央町役場として使われたあと、勝央町郷土美術館として利用されていましたが、勝央美術文学館建造にともない現在は閉鎖。外観のみ見学可能です。

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