竹久夢二とは?
岡山県出身の竹久夢二(たけひさゆめじ、1884~1934年)は、大正時代を代表する日本の画家・詩人・デザイナーです。夢二式美人と称される憂いを帯びた独特の女性像で知られ、日本の美人画の一つのスタイルを確立しました。大正ロマンを象徴する存在として、現在も根強い人気を誇っています。
夢二の生家「夢二生家記念館」
生家にて入館チケットが販売されているので購入し、さっそく中へ。
なお、チケット売り場は展示室兼ミュージアムショップ&カフェ「椿茶房」となっており、店内ではオリジナル夢二グッズの販売はもちろん、 京都の和菓子作家・杉山早陽子さんが、夢二作品をイメージして考案した季節の和菓子や抹茶を楽しむことができます。
今回は友人たちと3人で訪問しました。
入り口横の軒下にはベンチが設置されており、築250年の生家をバックに写真を撮ることができました。
レトロな雰囲気の屋内
レトロな雰囲気の屋内には、随所に夢二の作品や細かな装飾がちりばめられていました。
夢二の生い立ちを知るとともに、幼少期~青年期の夢二の思いを建物からも感じることができます。(作品の展示室は写真撮影不可)
奥の間では、夢二にちなんだおみくじを引くことができます。おみくじの入ったポチ袋もデザインが複数あり、絵柄を選ぶ楽しさも。
また、和傘の貸し出しサービスもあり、中庭で写真を撮ることができました。
夢二になれる!?少年山荘
続いては、夢二が設計した唯一の建物である「少年山荘」へ。
夢二が東京に建てたアトリエ兼住居を、生家と同一敷地内に復元しています。夢二の次男・不二彦氏監修のもと復元されたものだと館内で説明を聞きました。
ここでは、夢二なりきりセット(ハット、黒ぶち丸眼鏡、黒マントのセット)で夢二のコスプレをすることができます。
お庭番の黒ねこ「黑の助」の部屋
夢二が表紙をデザインした本も豊富に展示されています。
静かな館内で、日々の喧騒を忘れ約2時間程度、ゆっくりと過ごすことができました。
まとめ
写真映えするかも!と思い友人たちと訪問を決めましたが、それ以上に夢二の作品やパーソナリティを感じる良い機会となりました。
県外の方だけでなく、岡山県民でも「夢二が岡山出身なのは知っているけど、作品などは詳しくない」という方が多いのではないでしょうか。ぜひ「夢二生家記念館」へ足を運んでみてください。
【夢二生家記念館】
所在地:岡山県瀬戸内市邑久町本庄2000-1
TEL:0869-22-0622(夢二生家記念館)
営業時間: 9:00~17:00(最終入館は16:30まで)
定休日:月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日が休館)、年末年始、展示替期間
料金:大人600円、中高大学生250円、小学生200円
※夢二生家記念館・少年山荘の2館を見学できます。