古民家リノベ施設「矢掛ビジターセンター問屋」に矢掛観光はおまかせ

「道の駅 山陽道やかげ宿」のすぐそば。重要伝統的建造物群保存地区に選ばれた旧山陽道矢掛宿のメイン通りにある「矢掛ビジターセンター問屋(といや)」は、矢掛町観光の強い味方。町の見どころや飲食店情報なども気軽に聞くことができる頼れる施設です。お出かけの際はぜひ立ち寄ってみてください。
掲載日:2023年01月17日
  • ライター:おか旅編集部
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「矢掛ビジターセンター問屋」とは?

「矢掛ビジターセンター問屋」は旧山陽道矢掛宿のメイン通りに建つ古民家を再生した施設。矢掛町の観光案内施設として、町を訪れた観光客を迎え入れています。
明治時代から現存する建物は、外観はそのままに内部は現代の利用に合わせて2021年に改修されました。
江戸時代には「因幡屋」という屋号で、人馬の継立(宿場から宿場へ貨客を継走すること)や幕府公用の書状や品物を次の宿場へ送る飛脚業務を担っていた問屋場(といやば)という歴史ある建物を再生。施設名の「問屋」を「とんや」ではなく「といや」と読む理由もここにあります。

建物内部も一見の価値あり

美しい和の空間を醸し出す1階の和室や「通り庭」、「梁の小屋組」「虫籠窓」など、矢掛の町家特有の建築様式をそのまま残している2階は自由に見学が可能です。天袋や違い棚などがある伝統的な造りの二間続きの和室は、日本家屋の落ち着いた佇まいを醸し出しています。和室から日本庭園(通り庭)を眺めると、そこにはゆったりした時間が流れています。和室に入って見学ができます。
ウナギの寝床のような細長い町屋に光や風を通すために造られた通り庭は、遠近法によって広がりのある落ち着いた空間となっています。利久型灯籠と手水鉢が置かれ、四季それぞれを楽しめるように配置された庭木は「和」の世界そのものです。庭の中に入っての見学が可能です。
2階には見事な梁の小屋組や虫籠窓など、町家特有の建築様式がそのまま残されています。自然の曲がりそのままを活かした大きな梁には独特な木の味わいがあり、その大きさに歴史を感じることができます。

観光案内やチラシ&パンフレットの配布も

施設内には一般財団法人矢掛町観光交流推進機構(通称「やかげDMO」)の事務所があるので、矢掛町の見どころや飲食店などを気軽に尋ねることができます。観光客への観光案内だけでなく、矢掛町の観光パンフレットの配布のほか、町の歴史が分かる展示なども行っています。

観光ガイドを利用して町をもっと楽しむ!

やかげDMOでは​矢掛町の観光ガイドの受付も可(希望日10日前までに要予約)。旧矢掛本陣石井家や旧矢掛脇本陣高草家はもちろん、ガイドお勧めのお店やおみやげ、隠れ観光スポットまでご案内。江戸時代からの歴史を感じながら矢掛の町並みを歩けば、より深い観光が楽しめます。

矢掛ビジターセンター問屋

住所:岡山県小田郡矢掛町矢掛1989
TEL:0866-83-0001(やかげDMO)
営業時間:9:00~17:00
定休日:年末年始
駐車場:近隣の駐車場を利用
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