目的地にしたい宿!「100年の森のホテル 栞」が西粟倉村に誕生

面積の約93%が森林という、岡山県北の”百年の森林”に囲まれた西粟倉村に2024年5月、新しい宿がオープンしました。周囲の山に溶け込むようなデザインの建物、森から生まれる食財を活用し育てる循環型レストラン、デジタル機器と離れる時間…。ゆたかな自然の中でその恵みを享受しながら過ごす上質なひとときは、きっと旅の想い出に残るはずです。そんな、人生の1ページに挟みたくなる栞のような宿を目指して出かけてみませんか?
掲載日:2024年10月03日
  • ライター:おか旅編集部
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”百年の森林”に囲まれた西粟倉村に2024年5月オープン

「100年の森のホテル 栞(しおり)」は、西粟倉村の新たな観光拠点として2024年5月16日にオープン。1971年より約半世紀にわたり親しまれてきた「国民宿舎あわくら荘」の跡地に新たに建設されました。360度森が見渡せる広々とした敷地にゆったりと配置された宿泊棟は、ファミリーやグループでも利用できる2~6名用の客室のほか、シングルユースできる部屋もあり、1人旅や研修、ワーケーションなどにも利用可能な全6棟。各部屋には森の中で見られる、日本の伝統色の名前が付けられています。

平屋スタイルのプレミアムコテージ

スイートルームに位置付けられたプレミアムコテージは、「紅掛空(べにかけそら)」「東雲(しののめ)」「萌木(もえぎ)」の全3棟。川に面した平屋建ての客室です。
薪ストーブのあるリビングと、キングサイズのベッドが置かれたスペースはひと続き。木の温もりが感じられる、開放感ある上質な空間です。大きな窓の外に配された広いテラスでも特別なひとときが楽しめそう。
バスルームから続くテラスにはテントサウナも設置されています。テラスの向こうには塩谷川が流れているので、夏場には火照った身体を川でクールダウンも。

2階建てのメゾネットスタイル

2階建てのメゾネットは、「檜皮(ひわだ)」「千歳緑(ちとせみどり)」の2棟。
天井が高く、開放的な空間が魅力のメゾネット。リビングと寝室が1階と2階で分かれているので、グループでの旅行でも適度なプライバシーを保ちたいという時にぴったりです。
寝室は2階にあります。クイーンベッドが2台。高い位置の窓から静かな村の景色や、星空を眺めながら眠りにつくのも素敵です。

アメニティやカトラリーも充実

アメニティやカトラリーも充実。ティーバッグのお茶や紅茶のほか、珈琲豆と一緒にミルやコーヒードリッパーも用意されているので、挽きたて淹れたてを楽しめます。また冷蔵庫には数種類のアルコールのほか、ノンアルコールドリンクも用意。こちらはすべて宿泊料金に含まれているので、気兼ねなく楽しめます。

一人旅やワーケーションにも便利なシングルユース棟

共有スペースのあるシングルユース棟「山吹(やまぶき)」には個室が5部屋。一人旅やワーケーションのほか、研修や視察などで西粟倉村を訪れる人にも便利です。
シンプルだけど居心地の良いシングルルームでは、落ち着いたひとり時間を満喫。トイレ、バス、シャワーは共用になっています。
大きな窓から中庭が望める「山吹」の共用スペース。薪ストーブを中央に、椅子やソファー、テーブルなどがゆとりを持って配置されており、ワーキングスペースとしても快適な空間。簡易キッチンもあるので、飲食しながら宿泊者同士が交流を楽しむ場にもなります。

循環型レストラン「モリノコエ」

共用棟にある宿泊者限定の「モリノコエ」は、長い歳月をかけて育まれた森から生まれる“食財”と向き合うレストラン。新しい知恵や技法で“食財”を活用し、育てることで森の循環を目指しています。

ミシュランガイド1つ星シェフ監修「森の雫コース」

ディナーのスペシャリテは「森の雫コース」。ミシュランガイド1つ星を獲得したフランス料理店「meli melo(メリメロ)」の、佐藤大典シェフ監修の料理が堪能できます。あわくら牛ステーキ、あわくら牛めし、牛肉タルタル、牛肉の冷製フルーツサラダ仕立てなど、地元産の牛肉づくし。

肉の旨みを存分に味わえる「しゃぶしゃぶコース」

「森の雫コース」以外にも、様々なかたちで肉の旨みが味わえる各種コースが用意されています。写真は「しゃぶしゃぶコース」(2人前)。他に「すき焼きコース」「大山鶏鍋コース」「バーベキューコース」もあり。
レストラン「モリノコエ」は半個室スタイル。シックで落ち着いた雰囲気の中で食事が楽しめます。

朝食は自家製ジャム付き洋食プレート

ワンプレートにサラダ、トースト、目玉焼き、ソーセージ、ベーコンなどが盛られた朝食。ヨーグルトにはホテルで手作りしている自家製ジャムが添えられています。

敷地内には温泉の足湯もある!

敷地内には温泉が楽しめる足湯もあり、滞在中は自由に利用できます。旅の疲れを気軽に癒すのにぴったり。冷泉なので夏は冷たいまま、冬は加温されます。

宿泊者は無料で利用できる温泉も

「100年の森のホテル 栞」から車で約2分の日帰り温泉施設「湯~とぴあ 黄金泉」。ホテルの宿泊者は部屋のカードキーを持参すれば、無料で利用できます。ホタルや紅葉、雪景色が見られる露天風呂のほか、薬湯やサウナもあります。

豊かな森に囲まれた西粟倉村。「百年の森林(もり)構想」を掲げる村に生まれた「100年の森のホテル 栞」は、随所で村の自然を感じながら上質なひとときが過ごせる宿。街の喧騒やデジタル機器からしばし離れ、ゆったりと滞在を楽しんでみませんか?

【100年の森のホテル 栞(しおり)】
所在地:岡山県英田郡西粟倉村影石1220
TEL:0868-75-3412
チェックイン15:00~、チェックアウト10:00
宿泊料金(1泊2食):※一例(宿泊プランにより異なる)
・プレミアムコテージ「森の雫コース」32,000円~(6名利用の場合)
・メゾネット「森の雫コース」27,000円~(6名利用の場合)
・プレミアムコテージ「すき焼きorしゃぶしゃぶコース」27,000円~(6名利用の場合)
・メゾネット「すき焼きorしゃぶしゃぶコース」22,000円~(6名利用の場合) ほか
駐車場:あり(28台)
備考:西粟倉村内にある駅への送迎可能

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