食べ比べると、お店それぞれの特徴があるとわかりました。今回は、王道の4店(坂本・いではら・山ちゃん・笠北)と、個性引き立つ3店(おっつぁん・麺屋晴レ・味処栄清丸 )をご紹介します。
<笠岡ラーメンとは>
鶏ガラ出汁の醤油スープ、豚ではなく親鳥(かしわ)チャーシューとメンマとネギがのった姿が、オーソドックスな笠岡ラーメン。
笠岡市は戦前から養鶏と製麺が盛んで、全国的にも珍しい鶏チャーシューがのったラーメンが誕生したのだそうです。
「中華そば」という表現がしっくりくる年季が入った店構えが多く、常連さんが集います。ディープな笠岡を体験するのにぴったりな場所です。
更新:2023年4月24日
1.坂本
1958年創業、現在は2代目のご店主が切り盛りされています。全国からお客さんがいらっしゃるそうです。
笠岡ラーメン最古参で、これぞ笠岡ラーメン!という王道を貫く一杯。澄んだ鶏ガラ醤油スープの旨味、噛むほどに美味しい親鳥(かしわ)、大きめに切った青ネギの香り。見た目よりもあっさりしていて、最後まで美味しくぺろっと食べちゃいました。
画像は並。ほかに大盛があり、メニューはそれだけ。かっこいいですね!
<坂本>
住所:笠岡市笠岡中央町34-9
営業時間:9:30~14:30頃
定休日:木・日曜日、祝日
TEL:0865-63-6454
2.いではら
お昼休みに行ってみると、なんと行列が…! 夕方に改めて行ってみました。
スープにしっかりと鶏の味が出ていて「コクがあって美味しい!人気なのも納得です」と伝えると、「鶏だけでこんなにしっかり美味しくなるんだよ」と教えてくださいました。
坂本といではらはすぐ近くですので、混雑状況や営業時間を見て、どちらのお店に行くか選ぶこともできそうです。
<いではら>
住所:笠岡市笠岡2827
営業時間:11:30~15:00、17:00~21:00 ※土日は15:00~17:00も営業
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
TEL:0865-63-7667
3.山ちゃん
港や市場で働かれている方が、朝食を食べに早くから訪れるとのこと。まさに「朝ラー」文化! この日も、朝の5時からすでに3人のお客さんが。まったりとご主人とお話されていてアットホームな雰囲気でした。
男性からは「大盛の食べ応え抜群!」という声もありました。山ちゃんでは、ごはんのメニューもあるので、がっつり食べたい方はおすすめです。
ぜひ、笠岡の朝ラー文化を体感してみてください。
<山ちゃん>
住所:笠岡市笠岡2369-37
営業時間:5:00~15:00
定休日:水・木曜日(祝日の場合は営業)
※体調等により臨時でお休みされることもあります
TEL:0865-60-0256
4.笠北
ご主人は笠岡市の坂本で修業をされたそうです。味は王道、ボリュームたっぷりの親鳥(かしわ)も、鶏ガラスープも、ストレートの麺と相性抜群でした。
日によってはないこともありますが、鶏チャーシューの販売もあります。美味しさとお得さから、大人気なのだそうです。見かけたらラッキーなので、ぜひ購入してみてください。
<笠北>
住所:井原市井原町323-4
営業時間:10:00~14:00、16:00~19:00
定休日:金曜日
TEL:0866-63-4422
5.麺屋晴レ
私は塩の並を注文しました。味が薄ければ足してくださいと、水塩も一緒に出てきました。
<麺屋晴レ>
住所:浅口市鴨方町小坂西4227-1
営業時間:11:00~15:00、17:00~20:00(土・日曜日は11:00~20:00)
定休日:月・火曜日(月曜日が祝日の場合は営業)
TEL:0865-44-8114
6.味処栄清丸
裏メニューなので、メニュー一覧には書かれていませんが、「笠岡ラーメンを食べられると聞いたんですが、ありますか?」と聞くと、出していただけました。
醤油ベースの鶏ガラスープ、親鳥(かしわ)のチャーシューがのった笠岡ラーメンは、飲んだあとの一杯にもぴったり! 豚チャーシューものっていました。
「ラーメン屋さんではないのでお客さんが多い日はお出しできない日もあるんです」とのことです。平日がねらい目です。
笠岡で水揚げされた、活きガラエビのこうじ漬けは、代々受け継がれている逸品。ピリッと辛い、ぷりっぷりのガラエビ、日本酒に合って美味しかったです。
<味処栄清丸>
住所:笠岡市中央町33-4
営業時間:17:30~22:00
定休日:日曜日、祝日
TEL:0865-62-2763