寄島牡蠣の特徴
寄島牡蠣が一年たたずして栄養満点に育つのは、牡蠣養殖に適した最高の漁場があるから。
東方面には高梁川の河口があり、潮の流れで牡蠣のえさとなる植物プランクトンが豊富なのです。
関西方面の老舗料亭が毎年指名買いするほどの美味しさなのです。
寄島牡蠣の買い方
時期としては年内よりも1月以降の方が、牡蠣の身が大きく育っていますよ。
寄島町漁協付近には、各生産者の加工所と直売所が一緒になった建物がずらりと並ぶエリアがあり、昼頃までに行くと、あちこちで牡蠣を選別している様子を見ることができます。
「カンカン」と音が響くのは、ひっついている牡蠣をバラバラにするために叩く音なのだそう。
水揚げ量が少ない上に予約が多いようで、12月はじめに家族への牡蠣の発送を相談すると、1月以降なら可能ということでした。
この日は店頭での殻つき牡蠣の販売は「マメ」という一番小さなサイズのみでしたが、日によってS~Lサイズそろう日もあるとのこと。水揚げ状況や選別の進捗によってさまざまなのだそうです。
「マメ」は1kg400円でした。その場で計って袋に入れてくれます。
※価格は時期や生産者によっても異なる可能性があります。
カンカン響く音を聞きながらぶらりと歩いてみてください。
毎年決まった生産者から買う人もいれば、毎回違う生産者から買う人もいます。
私は後者ですが、どの生産者の方の牡蠣も美味しくて、毎年感動しています。味の違いは、正直わかりません。
年末年始はお休みになるようなので、注意してください。
寄島牡蠣の家での食べ方
新鮮な牡蠣は常温で3~4日持つそう。冷蔵庫に入れる場合は1日で食べた方がいいそうです。
なぜなら、海水の温度は12度くらい(真冬だと8度くらい)なので、保存もそれに近い常温がよくて、低すぎるのはよくないそう。
皿に重ならないように並べて、ラップをして加熱するだけ。
食べ終わった殻は、細かく砕くと肥料になります。
浄化作用があるらしく、水をきれいに保つために花瓶に入れて使う人もいるとのことです。
殻まで活用できるのですね!
寄島牡蠣が食べられるお店「海辺のカフェひだまり」
寄島町漁協の近くに今年(2022年2月)にオープンした「海辺のカフェひだまり」では、シーズン中の期間限定で寄島牡蠣を使った釜めしを食べることができます。
カウンター席からは海も見えますよ。
【海辺のカフェ ひだまり】
所在地:浅口市寄島町3981-4
TEL:0865-54-0950
営業時間:11:00~16:00
定休日:月・木曜日
牡蠣づくし定食やお好み焼きも味わえる
「海賊亭」の牡蠣づくし定食、「漁八(うおはち)」の焼き牡蠣、「まからずや早崎店」のかきおこのみ(テイクアウト可能)を過去に紹介しました。
この冬、ぜひ、寄島牡蠣を楽しんでくださいね。