津山城を拠点に活動する「作州忍者鶴山隊」
2024年2月22日(忍者の日)で結成5周年を迎えました。作州忍者鶴山隊は津山城址をはじめ地域の歴史文化、さらに忍者に関する学習なども行い、この歴史ある津山城をはじめ作州の魅力を全国に発信するなどの目的で活動しているボランティア団体です。
作州忍者鶴山隊の活動
①津山城内の清掃、整備活動
3年前から清掃活動をしている、津山城築城時から歴代の家老邸のあった場所に残る庭園址(元津山国際ホテル北側斜面)は、後世に残すため津山市による整備も決まっています。(写真は津山朝日新聞社提供)
スタート地点には「おのおのがた、出陣じゃ!」から始まり、ゴール地点には「よう来たな!あっぱれ!あっぱれじゃ!」のことばが。途中にも「たわけ者!休んではならぬ!」や「本丸はすぐ上じゃ!がんばるのじゃぞ!」などの応援の言葉も。中には「上を見ろ!槍が飛んでくる!」などの津山城の防御力の強さを実感できる言葉などもあり、登っていても飽きずに楽しく登ることが出来たと、とても評判でした。
(現在このプレートは撤去されています)
②津山城や忍者の学習会
③忍者隊、武将隊との交流
このため毎年津山城で行われる「津山さくらまつり」や「津山もみじまつり」には、京都で活動する「京都・長岡京おもてなし武将隊つつじ」や本場の伊賀の忍者隊、姫路城で活動する「姫路忍者白鷺」「姫路城甲冑隊」、地元岡山で活動する「備州岡山鉄砲隊」「岡山戦国武将隊」、香川県の「讃岐十河戦国お城祭り甲冑隊」など応援に駆けつけ、作州忍者鶴山隊を中心にステージ演武や観光客のおもてなしなどで、祭りを盛り上げています。
④地域と密着した活動も
このように地域に密着したイベントなどにも関係機関と協力し積極的に参加しています。(左上写真は津山朝日新聞社提供)
日本100名城・石垣と桜の見事な「津山城」
三の丸・二の丸・本丸には当時の石垣が完存しており、一二三段と呼ばれる三段に重なる高さ約45mの石垣は圧巻です。本丸には古絵図や発掘調査を基に、当時殿さまや姫様の御殿の一部として使われていた備中櫓が木造で復元されています。津山城最高所の天守台から眺めるとかつての城下町や吉井川を眼下に、遠くは中国山地の山々を望むことができます。
津山郷土博物館の津山城模型
【津山郷土博物館】
所在地:岡山県津山市山下92
TEL:0868-22-4567
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日、祝日の翌日、12月29日~1月3日、その他
入館料:一般300円、高大学生200円、65歳以上200円
津山城使用の石材石切り場跡・石山寺と八畳岩
八畳岩からは、津山の城や街並みが一望できます。
大名庭園・衆楽園(国指定の名勝)
津山藩2代藩主・森長継が明暦年間(1655~1658)に造営した池泉廻遊式のとても貴重な美しい庭園です。春は津山城同様桜が美しく、夏は池いっぱいに広がる睡蓮、秋は紅葉、冬は美しい雪景色と、四季折々の顔を見せてくれます。
春は「津山さくらまつり」
夜は花火大会も行われ、ライトアップされた桜と花火で幻想的で迫力ある世界が広がります。
夏は「ごんごまつり」
秋は「津山城もみじまつり」
紅葉時期には毎年「津山城もみじまつり」が開催され、春同様多くの人でにぎわいます。
ステージショーも繰り広げられ、夜のライトアップはとても幻想的。石垣にはプロジェクションマッピングも投影され、まるで異次元の世界にいるような感覚に。秋の津山城もおすすめです。
おしまいに
作州忍者鶴山隊が活動する津山城は季節ごとに魅力いっぱいなお城です。
年間通してイベントも行われていて、そこで作州忍者鶴山隊の忍者たちが、皆さまのお越しをお待ちしております。