住宅地にある「笠岡珈琲焙煎所」
お店のロゴマークである赤い三角形が目印の、おしゃれなコンテナハウスが焙煎所になっています。
秘密基地のようなスペース
ふわっとコーヒーのいい香りがして、一気にコーヒーの世界に引き込まれます。
「難しいことよりも、まずはコーヒーを楽しんでほしい」と、おしゃべりがが絶えない楽しい時間になりました。
知識がなくても、安心して焙煎体験ができますよ。
コーヒー豆の生豆がいっぱい
私たちがよく知るブラジルやエチオピア、インドなどの豆もあり、この中から自分好みの豆を選び、焙煎していきます。
これが生豆です!
実際に私たちが店頭で目にする豆は、焙煎した後の豆で、なかなか生豆を見る機会は少ないでしょう。
白っぽいベージュ色のイメージだったのですが、かなり緑がかった色で、焙煎豆より細身の印象でした。かいでみると、緑の野菜のような青臭い香りもしています。
製法で変わる生豆
この2つはどちらも、エチオピア、イルガチャフェの生豆ですが、色が違いますよね。
右が、ウオッシュド。先に、コーヒーの種子に付着した果実を洗い流してから精製します。
左が、ナチュラル。こちらは、コーヒーの種子に果実がついたままの状態で乾燥させる製法です。
味はどう変わってくるのか、興味津々です。
飲み比べると味の違いがわかります
私に違いが分かるんだろうか?とドキドキしましたが、はっきりと分かりました!
ウオッシュドはすっきりとクリアな味わい、ナチュラルはフルーティーでちょっと甘味を感じます。こんなに違うとは!
同じ豆でもバリエーションが広がりますね。
作業中も、コーヒーにまつわるいろいろな豆知識を教えてくださるので、とてもためになります。本を読んでもなかなか頭にはいりませんが、見ながら教えていただくと、分かりやすいですね。
私の豆を選びましょう
ブラジル、サントアントニオのプレミアムショコラを選びました。名前もとてもお気に入りです。たくさんの種類のなかから、店主さんと相談しながら決めました。
焙煎前にいくつか試飲をして、好みのものをみつけるのもいいですね。
500gの生豆は、焙煎中に水分が飛んで、出来上がりは400gほどになるそうです。
この生豆がどう変わっていくか、楽しみでたまりません。
手回しの本格的焙煎機
小さなものに比べて、蓄熱がよく、豆の中までしっかりと熱が通るのだそう。
表面だけ焼けて中に火が入らないと、おいしいコーヒーにはならないので、この焙煎機が使えるのはありがたいですね。
この焙煎機には、中の温度を測る温度計が付いていて、ベストなタイミングで焙煎ができます。豆を投入してしばらくは、温度が下がっていきますが、焙煎されるにしたがい、また上がってきます。温度を見ながら、焙煎具合をチェックするんですね。
ハンドルは軽やかに
こんな時はハンドルを逆の左回しにしてみます。するとちらばっていた豆が、ガラス窓まで集まってきて、色がしっかりと確認できるんですよ。
あともう少し、店主さんの言葉に励まされながら、回していきます。
私のコーヒー豆の出来上がり
色もベージュから茶色になって、豆が膨らんできています。色の確認、最後の仕上げは店主さんに手伝ってもらいました。
焙煎後半から、いい香りが部屋に広がり、豆が焙煎機からでてきた時は、もう感動でした。
私のオリジナルコーヒーの完成です。
豆は炭酸ガスを多く含んでいて、直後にドリップすると、もこもこに膨らむのですが、味がまだ落ち着いてないのだそう。1週間くらい置いて落ち着いたころ、ミルで豆をひいて、丁寧に淹れてみました。
びっくりするほど香りが広がり、豊かな味わいに大満足。コーヒーのある暮らしが一段と楽しくなる、焙煎体験でした。
焙煎体験の料金は2,500円(持ち帰り用豆500gを含む)。
完全予約制ですので、お問い合わせは、インスタグラムのDMか電話からとなっています。
【笠岡珈琲焙煎所】
所在地:岡山県笠岡市大井南85-4
TEL:090-5691-3857