奈義の里芋
奈義町周辺地域の「黒ぼこ」と呼ばれる土壌は、火山灰が風化した軽くて柔らかい土壌で、里芋栽培に適しています。この土壌で栽培された里芋は、ねっとりとしてぬめりが強く、風味豊かでほのかな甘みがあります。
奈義の里芋の旬は10〜12月頃ですが、1月まで生産される品種もあります。
※年により販売期間が異なります。
12月の里芋畑には、里芋の大きな葉っぱは見当たりません。葉っぱは寒さで枯れています。
葉っぱが枯れたあとも根をとおして、里芋は成長しているそうです。
里芋の簡単な皮の剥き方
①里芋の泥を流水で丁寧に洗い落とし、1周ぐるりと包丁で切り目を入れます。これにより、皮がむきやすくなります。
②耐熱皿に里芋を並べ、水をかけます。電子レンジで600W 3~5分程度加熱します。竹串で柔らかさを確認し、硬ければ再度加熱します。
③加熱した里芋の皮を熱いうちに剥きます。冷めると剥きにくくなります。
次からは、里芋の美味しさを引き立てるレシピを紹介します。料理が得意ではない人にもできる、簡単なメニューが中心です。手をかけず、素材の味を活かします。
おすすめレシピ1 きぬかつぎ
茹でる、電子レンジを使う等の方法で皮をむきます。
そのまま、塩や醤油、味噌などをつけて食べます。
おすすめレシピ2 里芋ご飯
・里芋 5~6個(約250g)
・米 2合
・うすくちしょうゆ・酒 各小さじ2
・塩 小さじ1/5
・だし
【作り方】
①里芋の皮を剥き、一口大の大きさに切る。
②研いだ米にうすくちしょうゆ、酒、塩、だしを入れて、2合分のところまで水を注ぐ。
③②の上に里芋を並べて炊く。
油あげ・鶏肉・根菜類等を入れても美味しいです。
※だしは、イチからとっても良いですし、粉末のものを使っても良いです。お好みで選んでください。
おすすめレシピ3 里芋アイス
里芋の風味と粘りが特徴です。
【材料】
里芋:中サイズ2〜3個
牛乳:500ml(豆乳も可)
砂糖:100g(好みで調整)
【作り方】
①里芋が柔らかくなるまで茹でて皮をむきます。(電子レンジを使っても可)
②茹でた里芋をフードプロセッサーまたはミキサーで固まりがなくなって滑らかになるまで混ぜます。必要に応じて牛乳を少し加えて混ぜます。
③ ②に残りの牛乳や砂糖を加えて混ぜます。
④容器に移して、冷蔵庫で数時間冷やします。
ちょっと溶けて柔らかくなったら食べ頃です。
おすすめレシピ4 芋煮・カレーやシチューなどの煮物
お好みの具材を入れてください。
おでんに具材として入れるのもおすすめ!
里芋が買える場所
10〜12月が旬の季節ですが、品種によっては1月に買えるものもあります。
年によって生産量が変わるため、早めに生産が終わる場合があります。
山彩村では、地元の野菜や工芸品・花等が販売されています。
住所:奈義町滝本476-1
営業時間:8:30~17:00
定休日:年末年始
電話:0868-36-8341
地元の食材を活かしたメニューが楽しめるレストランと地元野菜や加工品等の物産コーナーがあります。
住所:奈義町高円591-1
営業時間:9:30~18:00(3月~11月)10:00~16:00(12月~2月)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始
電話:0868-36-8080
ぜひ奈義の里芋を入手して味わってみてください。