造山古墳(つくりやまこふん)(岡山市)
数字だけ聞いても、どれほど大きい古墳なのかイメージがつきづらいもの。せっかく「自由に立ち入りできる」ということなので、実際に行ってきました。
でも、地上から間近で見ると、どこにでもありそうな小高い丘で、標識がないと古墳だとは気づけませんでした。
実際にのぼってみると、その規模に驚かされました。こんなに大きなお墓を作らせるなんて、とても権力を持つ人だったのでしょう。被葬者は5世紀前半の吉備を支配した王といわれています。
こうもり塚古墳(総社市)
古墳時代後期(6世紀後半)につくられたとされる前方後円墳。全長約100m、後円部径約60m、高さ約8m、前方部約60mと、数値だけ見ても、造山古墳より規模はだいぶ小さいとわかる古墳です。
「こうもり塚古墳」という名前は、この横穴式石室にこうもりが住み着いたため名付けられたようです。中はひんやりとしていて、いかにもこうもりが住んでいそう!
造山古墳と比べると小さいものの、須恵器や刀剣などさまざまな副葬品が発見され、こうもり塚古墳の被葬者もまた、吉備地域で有力な豪族だったとされています。
作山古墳(つくりやまこふん)(総社市)
こうもり塚古墳から自転車でおよそ6分(約1.5km)で到着します。こちらの古墳も、住宅地にあるふつうの丘に見えるので見逃さないように要注意。
作山古墳ものぼることができます。駐車場を出てすぐ、古墳にのぼる道を見つけることができました。
おわりに
古代吉備国が強大な権力をもつ地域だった証。歴史ロマンに触れながら吉備路の古墳巡りを楽しんでみてください。