ぐるぐる巡ろう!趣たっぷりな回廊がある寺社おすすめ6選

眺めサイコー!超ロング!?岡山の寺社には、絵馬だらけ、海景、長さ360m!など、実に個性豊かな回廊があるんです。開放感も、情緒もたっぷり!ぐるぐる巡って楽しくお参りできますよ。
掲載日:2021年01月25日
  • ライター:おもとまちこ
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箆取神社(倉敷市)

大平山の中腹にある箆取(へらとり)神社。本殿から左右に、比翼のように長くのびる回廊。石段と緩やかな土間が非対称につづくので、歩む方向によってまったく違った景色が広がっています。春には、回廊を飾るように咲く約350本もの桜。秋は紅葉。空気の澄む冬には高台からの眺め。季節ごとに訪れたい!そんな気持ちに包まれますよ。
200段超えの石段のゴール!本殿からは、水島コンビナートや海までも一望できちゃいますよ!絵馬殿もすてきな雰囲気です。「海若宮」という旧名からは、かつてこの一帯が海だったことが分かったり。海のロマンや様々な言い伝え。数多くの歴史の痕跡。ハイキングや散策をしながら、深堀りしてみるのもおすすめです。

くらしき不洗観音寺(倉敷市)

壁一面絵馬だらけ!トンネルのような回廊の石段は、本堂へとつながっています!鈴なりのお願い事からも、人気の子授け・安産のスポットだということが一目瞭然。金や緑色の灯りに木の味わい。滝や池や豊かな自然。気の向くままに巡ってみれば、色んな発見が出来ますよ。

由加山蓮台寺(倉敷市)

奥の院までの崖を這うのは、段々に積まれた重箱!?のような不思議な回廊です。県下最大級の木造建築でもある本殿には、宮城県とここだけにしか無いという上々(上の上)段の間があったり。格式の高さもお墨付きですよ。高さ7mという不動明王さまは、手に持つ剣もなんと3m!あらゆる災厄を、スッパリと切り払ってもらいましょう。

吉備津神社(岡山市)

山肌を波のように渡る回廊は、全長360m!神の山のパワーをダイレクトに感じられそうです。世界遺産・金閣寺も建立した足利義満により造営された社殿の中でも、出雲大社の2倍の大きさ!さらには国宝!でもある本殿は、足元からてっぺんまで、さすがの見ごたえですよ。
傾斜地に建つ登廊ならではの、緩やかな起伏。自然との調和。回廊の中のワクワク感のお次は、遠景からの造作美も堪能しましょう!隣接する宇賀神社からは全貌が良く見えますよ。境内では最古の建物である南随神門(国の重要文化財)の朱い色や、本殿に掲げられた千木。1つ1つゆっくり眺めるのも良い時間です。

総社宮(総社市)

吹き放たれて、まーっすぐに続く回廊。歩いても眺めても、心地よいですよ!本殿から放射状に3つの回廊がのびていて、それぞれ違った景色が楽しめます。備中国内の324もの神々が1つになって祀られている、一粒万倍すぎるこの総社宮。実は総社市の市名の由来にもなっているんですって。
「心」や「品」の字にも見えるという心字池からの眺めも、風情たっぷり。岡山後楽園のもとになったとされる庭園は、岡山出身の作庭家・重森三玲が復元に関わっているんだとか。他にも、人間国宝・大野昭和斎(木工彫師)作の扁額や、屏風が国宝となっている円山応挙作の絵馬なども掲げられていたりと、歴史の重みが随所に感じられますよ。

最上稲荷/妙教寺(岡山市)

本殿からのびる、浮遊感・抜け感をかねそなえた回廊。客殿から太鼓楼へと斜めにのびる、国の重要文化財の渡り廊下など。広大な境内では、近代から戦後の様々な形式の回廊が、縦横無尽につながっているんですよ。妙見堂や旧本殿など見逃せない社殿にも通じているので、回廊に導かれながら、ぐるぐる巡ってみて下さいね!
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