岡山後楽園いきもの図鑑。野鳥、コイ、カメetc.みんなの楽園!

「岡山後楽園」はいきものみんなのオアシス! 殿様気分でニシキゴイに餌やりしたり。タンチョウツルの放鳥を眺めたり。野鳥、カメ、ネコ、ニワトリまで!? かわいい動物たちの自然な仕草に癒されますよ。
掲載日:2024年07月31日
  • ライター:おもとまちこ
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ニシキゴイ(廉池軒・沢の池)

「岡山後楽園」では2ヵ所でコイの餌やりが出来ます。まず1ヵ所目は、藩主・池田綱政が朝食をとったという、最も好んだ場所とされる「廉池軒(れんちけん)」の池です。「さざなみ茶屋」で超ロングなお麩をご購入ください。小さくちぎっては投げ、ちぎっては投げ。すいすい~っとニシキゴイたちが寄ってくるので、雅な気分になれますよ。
コイの餌やり場2ヵ所目は、沢の池です。和カフェ「福田茶屋」前に鯉のえさガチャが設置されていて、粒状のエサが入ったカプセルが出てきますよ。沢の池へつながる階段と手すりが付いているので、至近距離でコイを眺められます!
池の広さのせいなのか?エサのせいなのか⁉沢の池のコイの数と、餌の食べっぷりは目を見張るものがあります!水音とともに、大迫力のコイの食事風景をご覧ください。もはや一大エンターテイメントです。

カモ(園内各所)

園内ではカモたちの姿があちこちで見られます。春先には、ヒドリガモのつがいが芝生の上をお散歩していました。緋色のお顔に繊細な羽模様。芝生の上を一生懸命ついばんだり。何か美味しいエサでも見つけたのでしょうか?
沢の池のコイたちに紛れて、コガモもエサをもらいに近づいてきました。カモの中でも小さいコガモさん。褐色のお顔に緑色のライン。ベルベットのような光沢の羽根が美しく、つぶらな瞳がとっても愛らしいったらありません。

カメ(沢の池)

沢の池には島が3つあって、島の縁や石の上ではカメたちが日光浴をしています。3匹仲良く並んで甲羅干し。首を長~く伸ばして、ヨガでもしているような、組体操でもしているような仕草です。とっぽーんと、池に飛び込んでしまわないように、そ~っと観察しましょう。

ツバメ(園内各所)

「ツピツピーッ」「ジージー」。この賑やかなさえずりは、夏の使者・ツバメです。「岡山後楽園」の広大な芝生の上をものすごい速さで、自由気ままに飛び回っています。藍黒色に赤模様。越冬地へと飛び立ってしまうまで、ごゆっくり休息を。

コゲラ(園内各所)

冬の木立の中に、せわしなく動く影が見えました。小さなキツツキ・コゲラです。木を突いたり。逆さにぶら下がったり。ちょっと後頭部がぼさぼさ気味だったり。やんちゃなこどものような可愛いさですよ。背中の白い斑点模様を見つけてみましょう。

サギ(花葉の池)

ウォーリーを探せ!ならぬ、アオサギを探せ。紅葉の美しい、花葉(かよう)の池のどこかに潜んでいます。まるでハシビロコウのように微動だにせず。大物の魚でも狙っているのでしょうか? たたずむ姿も、大きな羽根を広げて飛び立つ姿も、なかなか画になりますよ。

カラス(園内各所)

花葉の池のを見下ろす地蔵堂のそば。カラスが落ち葉の中を「ぴょんぴょん」と飛び跳ねていました。上手に片足を上げて、なんだか歌舞伎役者のようです。

ニワトリ(沢の池御野島の釣殿)

「岡山後楽園」にニワトリが!?沢の池に浮かぶ御野島の、釣殿(つりでん)の屋根の上になぜか鎮座しています。焼き物らしきニワトリさん。池に飛び出すテラスのような、寝殿造り釣殿の上で、涼でもとっているのでしょうか。

ネコ(園内)

何かの見間違いか!?と思いましたが、廉池軒の濡縁にネコを見かけました。池や松。くの字の石橋に良く似合う、サビ色のネコさん。リラックスしきっていて、貫禄すら感じます。「岡山後楽園」の居心地はいかがですか?

タンチョウツル(鶴舎)

「岡山後楽園」と言えばタンチョウツルです。普段は鶴舎でその美しい姿を見ることが出来るのですが、秋から冬にかけては「園内散策」も行われています。芝生の上を飼育員さんたちとゆっくり歩いた後、おもむろに駆け出し、飛び立ちます!白く大きな羽根を広げて飛ぶ様を、ぜひ目に焼き付けてくださいね。

【岡山後楽園】
所在地:岡山県岡山市北区後楽園1-5
TEL:086-272-1148
開園時間:10月1日~3月19日 8:00~17:00、3月20日~9月30日 7:30~18:00
定休日:なし
入園料:大人500円、65歳以上200円、高校生以下無料
駐車場:あり(有料)
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