家で呑めるぞミニボトル!岡山の日本酒おすすめ5選〈OKAYAMA SAKAGURA COLORS〉

岡山が誇る蔵元のお酒が100mlのミニボトルで呑める〈OKAYAMA SAKAGURA COLORS〉。
「今日はどの蔵元にしようかな」。ホタル舞う清流の酒や、岡山最古の蔵元の酒など。気軽に有名酒造の味が楽しめますよ。ラー油味のなめ茸や、すぐき漬け!?などなど。美味しい地元のおつまみもご一緒に。
掲載日:2024年01月26日
  • ライター:おもとまちこ
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1.「風」高梁市/芳烈酒造

有漢に白壁の蔵をかまえる芳烈酒造の純米吟醸「風(かぜ)」は、岡山県産雄町米100%×有漢川の伏流水を使用した、岡山の素材にこだわったお酒です。低い温度でゆっくり発酵させているため、とってもマイルドな味わいになるんだとか。「人々に幸せな風を吹き込むお酒を届けたい」と付けられた名前にも思いがこもっています。
コクと甘みのちょうど中間。ほどよく調和のとれた味わいは、まさに風のように爽やかで端麗。呑み終わってもすっきりとした心地が続きます。岡山藩3代藩主・池田光政の神道における諡(おくり名)「芳烈(ほうれつ)」の名が冠された酒造のお酒。三大名君の功績にあやかって、義を尽くして飲み干しましょう。

【芳烈酒造】
所在地:岡山県高梁市有漢町有漢2535-1
電話:0866-57-2003

2.「櫻室町(さくらむろまち)」赤磐市/室町酒造

雄町米・冷泉・酒造り。3つのこだわりが詰まった純米吟醸酒「櫻室町」は、なんと元禄元年(1688)創業の酒造のお酒。岡山県での現存最古とされる300年越えの蔵で造られています。旧岡山藩の御用水だった雄町(おまち)の冷泉(湧き水)は軟水で、酒づくりにはぴったりなんだとか。
岡山市瀬戸産の雄町米を100%使用。ややパンチの効いた辛口。蓋に描かれた花びらのように、口の中で香りがぱあっと広がりました。米のちからを感じさせる雄町米は酒米の祖先のような品種で、栽培も酒づくりもとっても難しいお米なんですって。「美味しいお酒をありがとう」と、岡山の自然や人々に感謝したくなるような味わいですよ。

【室町酒造】
所在地:岡山県赤磐市西中1342-1
電話:086-955-0029

3.「大正の鶴」真庭市/落酒造場

味見、味見と言いながら、気づいた時にはほぼ空に。
「ひと手間を惜しまない」という真庭市下呰部(あざえ)の落酒造場の純米酒、おそるべしです。蔵のすぐそばを流れる備中川の伏流水は、中硬水でミネラル豊富。キリっと辛口で、ついつい進んでしまいます。
環境省の「ふるさといきものの里」にも選定された里の、ホタル舞う清流の酒。美味しくないはずがありません。温度管理にこだわって、岡山県産100%の朝日米にこだわって。にごり酒や熟成させた古酒などなど。たゆまぬ挑戦を続け、2023年には創業130年をむかえた酒造場。目が離せませんよ。

【落酒造場】
所在地:岡山県真庭市下呰部664-4
電話:0866-52-2311

4.「さつき心」岡山市/萬歳酒造

旭川の土手に「さつき心」ののぼり旗。創業100年をこえる旧岡山市最古の酒造として、木造のレトロな蔵で今も酒づくりがおこなわれています。すぐ隣は旧岡山藩の米蔵跡だったという二日市公園。この地は名水が湧く場所として評判だったんですって。町の一角に、日常の中に、酒蔵があるっていいな。
「飲めば心晴れる五月晴れのような酒」をめざして付けられたという名を冠した、岡山藩主の命をうけた井田の跡(備前市現存)の朝日米でつくられた「さつき心」。爽やかな酸味とやさしい甘み。いつまでも口に含んでいたい。しっかりした旨味のお酒です。

【萬歳(まんざい)酒造】
所在地:岡山県岡山市北区旭本町1-38
電話:086-222-3836

5.「極聖(きわみひじり)岡山市/宮下酒造

百間川と旭川にはさまれた地で、独歩ビールからジンなど、あらゆる種類のお酒をつくっている宮下酒造が手がける日本酒といえば「極聖」です。岡山県産雄町米100%使用の、やや辛口の純米吟醸酒。バランスが取れているので飲み飽きしませんよ。
雄町米の旨味と奥行き。上品で果実感のある香りの極聖には、スモーキーな燻製系のおつまみも合うそうです。酒蔵にはレストラン「酒工房独歩館」も併設されていて、美味しいお酒はもちろん、お酒に合うおつまみも味わうことが出来ますよ。酒蔵見学とお買い物の後は、ココロゆくまで美味しいお酒を楽しんでくださいね。

【宮下酒造】
所在地:岡山県岡山市中区西川原184
電話:086-272-5594
 

ペアリング

家呑みなら自由におつまみも選べます。今回はミニボトル〈OKAYAMA SAKAGURA COLORS〉と一緒に購入できるJR岡山駅直結の「おみやげ街道」から3品チョイスしてみました。

1つ目「すぐき漬け」は、県産のすぐき菜を乳酸発酵させてつくったお漬物です。ほのかな酸味と歯ごたえ。ゆっくりとお酒を楽しめます。
2つ目「焼きままかりの酢漬け」は、ほろほろとほぐれるような口触りと香ばしさで、どんどんお酒が進みます。
3つ目「なめ茸ラー油味」は、お酒にもごはんにも合うピリ辛味。いくらでも呑めてしまいます。

【おみやげ街道】
所在地:岡山市北区駅元町1-1(さんすて岡山南館2階)
電話:086-233-0660

おちょこで楽しむ

岡山のお酒は、万葉集にも「吉備の酒」として記されているほど古い歴史があるんだとか。実りの秋から仕込みの冬へ。季節ごとに、祝いの度に、美味しいお酒はかかせません。備前焼の器やガラスの器など、気分に合わせておちょこを選ぶのもまた楽しいですよ。岡山の酒蔵のSAKEをご自宅で、のんびりと味わってみませんか?
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