那岐山にはいくつかの登山コースがありますが、今回は登山ビギナー向けの内容です。登山にはある程度の体力と準備は安全に登るためには必要ですが、那岐山は比較的登りやすい山です。
今回取材した際の登山は、80歳の女性二人と登ってきました。お一人は約10年ぶりの登山です。登れるか不安でしたが、1日かけて登ってきました。平均的には5時間程で登って降りてくることができます。
那岐山(なぎさん)
岡山県内では後山につぐ2番目に高い山。四季折々の美しい景色と豊かな自然環境が魅力で、登山者に人気です。
岡山県側から眺める那岐山の景色は見事です。山に登らずとも、那岐山を見に行く価値は十分あります。
登山口・登山ルート
Aコースは菩提寺が登山口になります。こちらは、登った後、一旦下ってからまた登り返すコースで少しきついです。
他にも鳥取県側からのコースや、滝山・広戸仙の那岐山系を縦走するコースもあります。
今回はBコースで登って、Cコースで下りるコースを利用しました。約8kmでコースタイムは3時間半〜4時間半です。早い人だと3時間以内で登って下りる人もいます。
B・Cコースの登山口は那岐山麓山の駅を越えて、さらに車で5分ほど登って行ったところにあります。石柱の案内が目印。この目印を左に上がっていきます。
駐車場は3つあります。この日は平日でしたが、登山口に一番近い第3駐車場は満車でした。
B・Cコース登山口
登山コースにはトイレがないので注意してください。トイレは第2駐車場にあります。
【取材登山の記録】9:00 登山開始
登り・Bコース 前半
沢にある橋を渡っって、沢沿いを登っていきます。少し急なところもありますが、ほとんどが緩やかな登りです。
【取材登山の記録】9:11 橋
Bコース 親滝(寄り道プラン)
水量が多く、水が透き通っています。新緑もあいまってかなり綺麗です。
登山道から谷へ向かって階段を下ります。片道約5分。
体力に余裕があればいってみてください。
【取材登山の記録】9:35 親滝
Bコース 黒滝(寄り道プラン)
滝行ができそう。
暑い季節になったら滝に打たれるのも気持ちが良さそうです。
【取材登山の記録】10:50 黒滝
登山コース 花
今回の登山の目的のひとつは、ドウダンツツジを見ることでしたが、時期が少し早かったのか、見ることはできませんでした。
登り・Bコース 後半
【取材登山の記録】
11:50 8合目
12:20 稜線にでる Aコース,東仙コース分岐(鳥取側)
山頂 360度のパノラマ!
10年ぶりの登山をした80歳女性も、足をつったりしながらも無事に登頂!
最高の景色に感動されていました。
【取材登山の記録】
13:00 山頂到着
休憩・昼食
13:50 山頂出発
山頂パノラマ(奈義町・瀬戸内海側)
山頂パノラマ(日本海方面)
山頂パノラマ(大山)
写真の中央やや左にうっすらと三角のとんがりがあります。
下り・Cコース 大神岩
ここも神仏ポイントの一つです。
大神岩の裏側には人1人がやっと通り抜けられる穴があります。
ここを抜けるとご利益があるとかないとか。。。
【取材登山の記録】15:40 大神岩
蛇淵の滝(寄り道)
巨人伝説さんぶたろうの母がいたという伝説があります。
山から下りてきた後に、もし元気が残っていれば行ってみてください。
【取材登山の記録】
17:10 下山・登山口到着
80歳のお二人と一緒に無事に下山しました。
今回は久しぶりの登山だったこともあり、かなりゆっくり歩き、約8時間かかりましたが、多くの人はこの半分程度約4時間(休憩を入れると約5時間)あれば登って下りてくることができると思います。
登山初心者の方でも登れる山だとは思いますが、登山の際はしっかりと準備をして、できるだけ登山経験者の人と一緒に登るようにしてください。