備前焼と刀剣の伝統技術と歴史に触れる1日コース
- 所要時間: 1日コース
- 主な移動手段: 車/レンタカー
日本が誇る伝統美や歴史に触れて、心豊かな1日を
全国でも珍しい日本刀専門の博物館や、約1000年の歴史を誇る備前焼の里「伊部」の街歩き、現存する日本最古の“庶民のための公立学校”「旧閑谷学校」などをめぐります。
START
山陽自動車道 山陽ICから車で約20分
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備前おさふね刀剣の里 備前長船刀剣博物館
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鎌倉時代より日本刀の産地として栄えた長船町にある全国でも珍しい備前刀を中心に刀剣を展示している博物館。敷地内には鍛刀場があり、日本刀の古式鍛錬、刀装製作、刀身への彫刻、研ぎなどの、さまざまな日本刀に関する製作工程を実際に見学する事ができます。月に1度、1200度の高熱で玉鋼(たまはがね)を打ち延ばす「古式鍛錬」の見学も可能で、海外の日本刀ファンも押し寄せるほど人気になっています。職人が力強く鋼を打ち、火花が飛び散る様子は迫力満点!“相槌を打つ”という言葉の語源となった作業です。
車で約10分
2
備前焼伝統産業会館
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JR赤穂線伊部駅舎を含んでおり、1階は東備広域観光情報センター、2階は協同組合備前焼陶友会員の作家・窯元の作品を展示即売しています。また、備前焼伝統産業会館をよく見ると建物全体が登り窯の形になっています。また、3階の技術指導室では、通年の土・日曜日・祝日には地元の窯元・作家が指導する土ひねりの体験ができます。(要予約)
3
伊部の町並み歩き
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独特の土味で落ち着いた風格のある備前焼が、ところせましと陳列されたショップやレンガ造りの煙突、土塀をめぐらした家並みに往時をしのぶものがあります。駅前の備前焼ミュージアムには、古美術の名品から現代窯元作家の代表作品が展示されています。また、伊部の町は窯元、作家が軒を連ねています。また、屋根瓦、狛犬、参道の敷石、参道沿いの塀の陶板に備前焼が使用されている「天津神社」もおすすめです。
約15分
4
旧閑谷学校
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1670年に岡山藩主池田光政(みつまさ)が日本初の“庶民のための公立学校”を創立。谷深き地に建てられた学校は閑谷学校と名付けられました。日本の歴史を創る有能なリーダーが、ここから多く輩出されました。堂々とした入母屋造りの講堂は“学問の殿堂”と呼ばれるに相応しい雰囲気。国宝に指定されています。儒学の祖・孔子像が安置された聖廟(せいびょう)など国の重要文化財に指定された施設が点在しています。
2015年には「特別史跡旧弘道館(茨城県)」「史跡足利学校跡(栃木県)」「史跡咸宜園跡(大分県)」とともに「近世日本の教育遺産群−学ぶ心・礼節の本源−」として日本遺産第1号に認定されました。
車で約10分
5
和氣神社(和気神社)
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祭神は和気清麻呂・和気広虫・和気清麻呂の祖6柱・応神天皇です。旧社格は県社です。宇佐八幡宮神託事件(道鏡事件)で活躍した和気清麻呂を祀る神社として親しまれています。拝殿前には全国的にも珍しい狛亥(イノシシ)があり、これは猪が清麻呂の宇佐神宮参拝の際に護衛を行ったり、足を患った際に霊泉に案内したとされ、以来、猪は清麻呂の守護とされてきたことに由来しています。ご神徳は足腰・健康の守護、厄除開運・災い除けなどです。また、日本最初の孤児院を開設した和気広虫に由来して、安産(子供の守り神)としても敬われています。
明治初期に邑久大工 田淵勝義の技をかけて建築された一連の社殿は、和気町指定文化財になっています。
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