ひんやり涼やかで、これからの季節にぴったり。「い草」の歴史と魅力を、早島町で知ろう!

これから迎える梅雨や暑い夏を前に、調湿効果や空気清浄効果がある「い草」製品は、暮らしに取り入れたいアイテムのひとつ。かつて「い草」の一大生産地であった早島町で、その歴史や文化にふれられる場所や、い草・花ござ織りが体験できるスポット、毎年行われている展示販売イベントを紹介します。また、あわせて立ち寄って帰りたい、新緑の季節の散策にぴったりの森の中の公園もご紹介。
掲載日:2018年05月14日
  • ライター:おか旅編集部
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早島の「い草」について

室町時代の文書に京都相国寺鹿苑院へ早島から畳表50枚が納められたとあることより、古くから「い草」、「い草製品」のまちとして知られていた早島町。江戸時代中期には、干拓地に塩分に強い「い草」が植えられ、一大産地となりました。短い「い草」を中ほどで継いだ中継表(なかつぎおもて)は、早島表の名で全国に知られました。

早島町観光センター

町内にあった5棟の蔵や母屋などを解体し、再整備した施設です。梁や壁、瓦、建具等にその面影を見ることができます。観光案内のほか、まちの特産品である「い草」を使ったコースターや草履、上敷きや畳表など、い草製品の展示販売も行われています。

い草作り体験/早島町花ござ手織り伝承館

花ござや中継表の手織り技術の保存と継承を図るため、花ござ手織り技術保存会による実演が行われています。手織り機を用いた花ござの制作のほか、ミニ機を使った手織りの体験教室も実施されています。実演の見学・体験は要予約です。

い草作り体験/ゲストハウスいぐさ

元民宿だった古民家で営まれているゲストハウスでは、早島町がかつて「い草」の産地だったことから、その文化に触れられるよう企画された、い草体験プランがあります(4~20名/6歳以上/要予約)。カラフルに染められた「い草」を使って、様々な模様の手織りコースターが作れます。

いかしの舎

畳表・経糸の問屋だった、明治末期建築の町家を改修した建物で、現在は多目的施設として利用されています。風格ある母屋など、当時の繁栄が垣間見える建物は見学も可能。蔵を改装した喫茶室では、庭を眺めながらランチやスイーツが楽しめます。

早島・倉敷花ござまつり

岡山県南のメーカーや問屋を多数迎えて、国産の花ござや高品質の「い草製品」が一同に展示・販売される年に一度のイベントです。畳製作実演や「い草小物」の製作体験、飲食コーナーも充実しています。日程/2018年7月7日(土)・8日(日) 会場/早島町役場西特設会場

こちらもおすすめ! 早島町ふれあいの森公園

緑眩しい季節に行きたい、自然豊かなキャンプ場です。園内には遊歩道があり、森の中をのんびり散策できます。また、ローラーすべり台やターザンロープなど、様々なアスレチック遊具があるトリムコースは、子ども連れファミリーに人気です。
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