生まれ変わった新・岡山城に行ってきた!

「令和の大改修」を終え、2022年11月3日のリニューアルオープンから、たくさんの人が訪れている岡山城に行ってきました!
黒塗りのお城で、別名「烏城」と呼ばれる岡山城は、リニューアルされ黒色の美しさが空に映えています。地下1階、地上6階の城内では、お城を中心に栄えてきた岡山の歴史を分かりやすく、かつ面白く展示されています。また、カフェや体感しながら楽しめるコーナーもあり、じっくりと楽しめる岡山城をご紹介します。
掲載日:2022年12月12日
  • ライター:高杉郁子
  • 11920 ビュー

生まれ変わった岡山城

リニューアルオープン以来、来場者数が多く、お城ファンに限らず、初心者にも分かりやすく、面白い岡山城に生まれ変わっていました。
宇喜多直家により岡山のまちは始まり、その子、秀家により、今につながる岡山城が築かれました。宇喜多直家は、石山にあった城を手に入れて本拠地とし、その子、秀家は、豊臣秀吉一門の大大名となり、「石山」の隣の丘「岡山」を本丸として天守を持つ新たな城を築き、城下町をつくりました。

目安橋

岡山県立図書館側からの入口にあたる橋は、お城の大手口(正面口)にあたり、「目安橋」と呼ばれています。表口から本丸に通じる橋で、池田光政の代に、橋のたもとに領民からの投書を受け付けるための目安箱が置かれたことから名前が付きました。

不明門(あかずのもん)

本段に上がる入り口として防備を高めた大型の城門です。本段には藩主が暮らす御殿があり、限られた人しか入れませんでした。その昔、門は、普段閉ざされていたので、「不明門(あかずのもん)」と呼ばれています。

最上階の華頭窓(かとうまど)

天守に入って、まずは最上階6階に上がりました。地下1階から4階まではエレベーターがあり、5階と6階へは階段で上がります。6階は華頭窓(かとうまど)や壁紙が再現されていて、城主が眺めていたであろう風景が目に入ってきます。禅宗寺院の建築様式で、窓枠の両側が末広がりにならない古式を伝えています。

金のシャチホコ

金色のシャチホコは、岡山市の風景と共に撮影スポットとしておすすめです!

シャチホコと共に撮れる撮影スポット

シャチホコが実寸大で体感でき、共に撮影できるスポットもありました。

岡山城の歴史

リニューアルされた岡山城は、テレビでもおなじみの、歴史学者磯田道史氏によって監修されていて、分かりやすく、面白く描かれていることが特徴です。プロジェクションマッピングや映像やパネルは、歴史が苦手な人でも分かりやすく描かれています。ゆっくりと読みたどると、半日は楽しめそうなくらいの質と量でした。

体感・記念撮影コーナー

リニューアルされて記念撮影コーナーが各所に設けられていて、歴史を感じながら楽しめます。フランスから来られていて、とても楽しそうに撮影されていた観光客の方に、お願いしてモデルになって頂きました。快く引き受けてくださり、お殿様になりきってくださいました。

実物大の馬に乗って!!

カフェのフロアに、実物大の馬の撮影スポットがあります。戦国の時代、武将たちが乗って見ていた目線や雰囲気を味わえます。(写真は提供して頂きました)

烏城カフェ

1階にある「烏城カフェ」は、「集う城」として、昼間は体験型の展示やフォトスポットに、夜間は貸切でイベントにも利用できます。スクリーンの映像を見ながら、ほっと一息つけるカフェになっています。スイーツも充実していて人気です。

子供に人気の体感コーナー

子どもに人気の体感できるコーナーもありました。刀や鉄砲といった、歴史の教科書に出てくる武器に触れて、体感できます。興味深く楽しまれていた親子にお願いしてモデルになって頂きました。構えは、さすがです!

ロッカーも城主の家紋が!!

ロッカーは黒塗りで、城主の家紋や旗印などが散りばめられていて、かっこいい感じでした。

ショップも!!

岡山のお土産が買えるショップもあります。きびだんごはもちろんのこと、人気のお土産が並んでいました。

期間限定イベント「烏城灯源郷」

期間限定で天守前の庭園が灯りで彩られるイベント「烏城灯源郷」。漆黒の岡山城が灯りと共に浮かび上がる姿は、とても美しかったです。たくさんの人で賑わっていました。岡山城「烏城灯源郷」は、毎年、春・夏・秋に岡山後楽園「幻想庭園」と同期間に行われるライトアップイベントです。
※写真は2022年11月18日~27日の「秋の烏城灯源郷」の様子

【岡山城】
所在地:岡山市北区丸の内2丁目3-1
TEL:086-225-2096
営業時間:9:00~17:30(最終入場17時)イベント開催時は変更有
定休日:12月29日~31日
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