【終了しました】2年ぶりの藤まつり開催!ゴールデンウィークは、「日本一の藤公園」へ

※2022年5月2日追記
開花状況は「散りはじめ」です。先日の雨と強風により花が擦れ、痛みが目立つ部分が多くなっています。
なお、藤まつりは、本日5月2日をもって終了し、明日以降は無料開放といたします。

コロナ禍で中止が続いていた、岡山県和気町の「藤公園」の藤まつりが、2年ぶりに2022年4月23日(土)から開催されます! 7000平方メートルの敷地に幅7m、総延長約400mの藤棚を配置し、沖縄県を除く全国46都道府県の著名な藤約100種類を収集した「日本一の藤公園」です。

新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、期間中のステージイベント(開園式、和太鼓合戦等)、屋台などの出店はすべて中止となっていますが、夜21時までのライトアップは実施されます。ゴールデンウイークはちょうど見頃を迎えそうで楽しみです。「藤公園」の近くにある、美味しいお蕎麦がいただけ、作家さんの展示も楽しめる「ギャラリー栂」もご紹介します。
掲載日:2022年04月22日
  • ライター:高杉郁子
  • 14611 ビュー

「日本一の藤公園」

コロナ禍で中止が続いていた藤まつりが、2年ぶりに2022年4月23日(土)から開催されます。さっそく咲き具合を確かめに、4月20日(木)に撮影に行ってきました。

4分咲の藤の花

この日は、4分咲くらいでした。今からゴールデンウイークにかけて見頃を迎えそうです。

紫の藤の花

見頃を迎えつつある紫の藤の花もありました。

種類も豊富

沖縄県を除く全国46都道府県の著名な藤約100種類が植えられているので、見ごたえがあります。色も、紫だけでなく、白やピンクといった珍しいものもありきれいです。

見頃を迎えると藤のカーテンに!!

ここの藤は、咲きながら長さを伸ばしていくので、藤のカーテンのように成長していきます。写真は、コロナ前の満開見頃の写真です。(2019年5月10日撮影)
咲きながらどんどん垂れ下がって、触れることができるところまで伸びてきます。

ライトアップも開催!

2年ぶりに21時までのライトアップも開催されます。長く垂れ下がった藤のカーテンがライトに照らされると妖艶な雰囲気でとてもきれいです。(2018年5月撮影)

ライトアップで別の表情も

ライトアップで照らされた藤の花は、日中に見る藤の花とはまた違った表情を見ることができます。(2018年撮影)

【藤公園】
所在地:和気郡和気町藤野1893
TEL:0869-93-1126(和気町産業振興課)
開催時期:2022年4月23日(土)~5月初旬(終了は藤の花の状況に合わせて決定されます)
開園時間:8:00~21:00(日没後はライトアップ)
入場料金:大人300円、中学生以下150円、幼児以下は無料
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、園内のお食事は不可
※ペットの入場は不可(入り口でお預かり)
 

和気神社

「藤公園」の入り口に和気神社があります。御祭神は、鐸石別命(ぬでしわけのみこと)、弟彦王命(おとひこおうのみこと)、和気清麻呂命、和気広虫姫命です。鐸石別命は垂仁(すいにん)天皇の皇子で、命の曽孫弟彦王が軍功により土着し、一族は備前・美作に栄えました。弟彦王の十二代の孫が清麻呂公・広虫姫姉弟で、ともに朝廷に仕えました。

霞橋

朱赤の欄干が印象的な、日笠川に架かる橋で、一般に「俗界と聖界の境にある橋」とされています。

和気神社ご利益その①「厄除開運」

清麻呂公は、「道鏡事件」で活躍し、国家の禍を救いました。また、清麻呂公が災難に遭ったとき、いのししが救ってくれました。よって、災難除け、厄祓いのご利益があるとされています。

和気神社ご利益その➁「学問の神様」

清麻呂公は、日本最古の私学「弘文院(こうぶんいん)」を創立しました。学問の振興に努め、人材の育成に尽力しました。よって、学問成就、入試合格のご利益があるとされています。写真は、随神門。随身の姿の守護像を左右に安置した神社の門です。

和気神社ご利益その③「足腰健康」

清麻呂公は、足が萎えて歩けなくなりました。この時いのししに案内され、霊泉に足を浸けると、歩けるようになりました。よって、足腰健康、健脚美脚のご利益があるとされています。写真のいのししは、清麻呂公の随身、また足腰の守護として崇められ、狛犬代わりに「狛いのしし」が拝殿前・鳥居前で守護しています。コロナ禍なので「狛いのしし」もマスクをつけていました。

和気神社ご利益その④「子供の守り神」

広虫姫は、孤児83人を育てました。これは、わが国最初の孤児院でした。よって、安産、子育てのご利益があるとされています。写真は、広虫姫石像の写真です。

「近松秋江文学碑」

和気神社から「藤公園」に続く遊歩道に「詩の散歩道」があります。いくつかの詩を読みながら、下へ降りていくと「近松秋絵文学碑」があります。ちょうど新緑のモミジがきれいで見頃です。近松秋絵は、地元出身の作家で、代表作に、「疑惑」「黒髪」「子の愛の為に」などがあり、私小説家として活躍しました。

町立歴史民族資料館

清麻呂公の銅像の原型や、和気町の歴史民俗資料が展示されています。

【和気神社】
所在地:和気郡和気町藤野1385
TEL:0869-93-3910

ギャラリー栂(とが)

山陽自動車道 和気ICから車で約5分の場所に「ギャラリー栂(とが)」があります。オーナーさんセレクトの作家の個展を見ながら、美味しいお蕎麦がいただけるお店です。

ギャラリーでは毎月の企画展

県内外の陶芸家、ガラス工芸作家、染織作家、木工作家、版画家の個展を毎月企画されて、展示販売をされています。優れた技術や個性的な手仕事から生まれるモノ(作品)を、オーナーさんの目利きで企画されています。ひとつひとつの作品が存在感があるものばかりで、ゆっくりと眺めたくなる作品です。(ギャラリー写真はお借りしました)

蕎麦 栂

ギャラリーと併設で、「蕎麦 栂」があります。メニューは、ざる蕎麦(850円)、辛み大根おろし蕎麦(1,000円)、淡雪蕎麦(とろろ)(1,300円)、鴨ざる蕎麦(1,600円)、にしん蕎麦(1,250円)でした。1年に3~4回メニューが変わる季節メニューだそうです。二八で打つ蕎麦の原料は主に北海道、福井、富山産だそうです。個性を生かすために産地ごとに打つ蕎麦は、こしがあって、何度も通いたくなる美味しさでした。鴨ざるそばを頂きましたが、つけ汁と鴨肉とネギが絶妙のバランスで、美味しかったです。蕎麦湯で薄めて頂くつけ汁も最後まで楽しめました。ランチは、蕎麦がなくなり次第終了です。

【ギャラリー栂】
所在地:和気郡和気町清水288-1
TEL:0869-92-9817
営業時間:11:00~17:00(ギャラリー)、11:30~14:00(蕎麦)
定休日:月曜日、第3日曜日(不定休あり)
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