【天文王国おかやま】全面リニューアル!倉敷科学センターの最新鋭プラネタリウムがスゴすぎる!

 2019年3月27日に倉敷科学センターのプラネタリウムがリニューアルオープンしました。従来とは別次元の「夕方のトワイライトから一番星が見える風景」・「満天の星空」・「天の川」・「流れ星」、そして「美しい映像」・「迫力の音響」で癒される時間・素晴らしい臨場感に満たされます。
 「世界最高品質の設備」と「人に優しい快適空間」の中でお好きな方・友人・ご家族・お一人で体感してください。
※【晴れの国おかやまは、天文県!】シリーズの記事をお届けしてきましたが、岡山県として2019年度より【天文王国おかやま】に正式決定しましたので、今回より変更いたします。
掲載日:2019年04月01日
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1.新プラネタリウムデビュー!

 生まれ変わった最新鋭プラネタリウムがいよいよデビュー!
 1993年開館以来となる全面的なリニューアルで、世界最高品質のシステムへとグレードアップ。
 美しい星空の魅力を存分に伝えるために、こだわりぬかれた技術を詰め込んだ倉敷科学センターのプラネタリウムは「見る」を超えて「臨場感を味わう」次元に進化しました。
 その実力をぜひご体感ください!

倉敷科学センターの最新鋭プラネタリウム、三島学芸員さんにインタビュー

 リニューアルオープンの当日、投映終了後に、倉敷科学センターの「星の王子さま」こと三島和久学芸員さんに、操作卓(コンソール)前でお話を伺いました。
 いつも、三島さんのお声にいやされている方が多いことと思います。
 最新鋭プラネタリウムには、倉敷科学センターが25年間で培ってきた、プラネタリウムの投映ノウハウが詰まっています。
※動画は約3分ありますので、Wi-Fi環境でご覧ください。

2.世界最高品質光学式プラネタリウム 

【リアルであり、かつ自然な星空を再現】
 星を投映する光学式恒星投映機(プラネタリウム)「ケイロンⅢ」。映写可能な星の数は約1億個。天の川を精細に描写。肉眼で見える約9,500個の星すべてに固有の色を付加。またたきまで再現するリアルな星空表現が可能な、世界最高品質の実力を誇るプラネタリウムとして定評があります。

 黒いボディーに金色のバンドは、倉敷独自のカラーリング。
 全天周デジタル映写システムと合わせて一体的に動作する「ハイブリッド・プラネタリウム」を構成します。

3.大迫力の全天周映像 高精細デジタル映写システム

【21メートルドームに展開する圧倒的な巨大映像】
 最新のレーザープロジェクタと強力なコンピュータグラフィックス技術を駆使し、ドームスクリーン前面に巨大映像を映写。映像に包まれるような圧倒的な迫力が特徴です。
 天文シミュレーションから銀河のかなたへの宇宙旅行、科学映画作品の上映まで、みなさんを科学の冒険の旅へといざないます。
  操作卓(コンソール)から見た投映中の様子。

4.星空を体感する 超高精細10Kデジタルパノラマシステム

【水平解像度10Kが魅せる美しさと臨場感】
 倉敷科学センターのプラネタリウムは、25度前方に傾いた傾斜式ドーム。星と風景を一体的に表現することが得意な方式です。この特性を最大に引き出してくれるのが超高精細10Kデジタルパノラマシステム。
 世界最高水準の性能を持つプラネタリウムと、このシステムが融合した星空は至極の美しさ。倉敷市が誇る国内屈指の海景美で知られている「瀬戸内海国立公園・鷲羽山(わしゅうざん)」からながめる、瀬戸大橋に沈む夕日と星空の情景をぜひご体感ください。

5.日本初登場 リアルな流れ星が舞う

【新規開発 光学式流星専用投影機】
 夜空を彩る「流れ星」も星を見る楽しみのひとつ。
 倉敷科学センターのプラネタリウムでは、新規開発となる流星専用投影機により、リアルで美しい流星を楽しむことが可能になりました。
 流れ星はいつどこに現れるかわからないもの。
 星空生解説中にも、不意に出現!・・・するかもしれません。どうぞ、お見逃しなく。

6.音響・座席・内装 快適性が向上したシアター空間

【シアター機能 空間デザインも一新】
 新プラネタリウムでは、入り口エントランスをはじめ、シアター空間の音響、照明、座席、内装設備も改修。空間デザインも一新しました。
 音響は10台のスピーカーを実装した8.1チャンネルデジタルサラウンドシステム。
 座席も余裕を持たせ、全席リクライニングシート。座幅や足元スペースを広げて快適性を向上させています。

7.シアター内の安全対策と身体が不自由な方へのサポート

【だれでもお楽しみいただけるプラネタリウムへ】
 プラネタリウムのシアターは基本的に薄暗い空間です。視認性がよく段差がわかりやすい階段のステップライト、手すりの設置など、シアター内の安全対策についても強化しました。
 また、車いす利用者用のリフトや優先観覧スペースの設置、耳が不自由な方のための補聴システム(Tモード補聴器)利用エリアも整備されています。

※優先観覧スペースの座席は取り外しができ、車いす利用者のスペースが増えます。また、身体障碍者補助犬の休憩場所を示す犬のぬいぐるみも置かれているかもしれません。もしいたら、おなかをじっくりと見てくださいね。
  写真上段:シアター内の照明で照らされている時
  写真下段:シアター内の照明が無い時(投映時)
 車いす用階段昇降機が設置されていますので、車いすの方も安心ですね!
 この「T付き耳マーク」は、「ヒアリングループ」の設置場所・対応機器を示すマークで、耳が不自由な方がTモード補聴器でご利用いただけます。

8.学芸員さん直伝、おすすめの観覧場所

 三島和久学芸員さんより、プラネタリウム機器の後方の赤色のカバーが掛かった座席がプラネタリウムを見やすい場所(写真では、右上)と教えていただきました。将来、このカバーは、取り外すかもしれません。
 プラネタリウムマニアの間で流行しているのが、ドーム内で倍率の低い双眼鏡で星空を見ることです。星雲・星団・暗い星々も見え、このプラネタリウムのすごさを実感します。
 コンソール(操作卓)横の座席は、説明員さんの操作も見えますので、プラネタリウムマニアの方には人気の場所です。コンソールの前の男性は、石井元巳学芸員さんです。
 この日、天文ボランティアのみなさんが製作してくれた「プラネタリムのぬいぐるみ」は全部で3体いました!
 優先観覧スペース(優先席)は、前に壁がありますので、VIP席のような感じで観覧できます。優先席が空いていましたら座っても良いですが、本来の優先席利用の方がおられると移動をお願いするそうです。

9.科学したい心が動き出す 科学展示室

 「プラネタリウム」「全天周映画」の待ち時間やご利用の後には、倉敷科学センターのもうひとつのおすすめ「科学展示室」も合わせてお楽しみください。
 科学のおもしろさや素晴らしさを体験できる、発展性と創造性を備えた約100点の展示を設置。魅力にあふれた科学学習を体験いただけます。

10.倉敷科学センターの入り口付近のご案内

 リニューアルオープンの看板が目を引く倉敷科学センターの入り口です。受付にてチケットを購入します。正面の通路を入ると科学展示室になります。プラネタリウムには、写真の左側に入ります。

 倉敷科学センターの入り口手前には、INFORMATION(上映作品情報の案内板)がありますので、ご確認ください。
 「プラネタリウム」「全天周映画」は、日によって上映作品や上映時間が変わります。下記のリンクのページで事前にご確認の上、ご利用ください。 なお、各回の投映には定員(165名)があります。午前9時より当日分すべての上映回チケット(全席自由席)の販売を開始、満席になりしだい発券を終了いたします。

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