岡山県の観光地で楽しめる「なりきり撮影スポット」!!

岡山県内には、観光地ならではの「なりきり撮影スポット」がいくつかあります。
令和の大改修を終え、岡山市の人気の定番観光スポット岡山城。お城を見学するだけでなく、お城の中でお姫さまやお殿様の衣装を着て撮影ができるコーナーが人気です。その他、瀬戸内市の牛窓海遊文化館では、朝鮮通信使の歴史を学びながら、館内でチマチョゴリや武官の衣装を体験、撮影ができます。また、倉敷市の児島学生服資料館では、全国の学生服生産の90%を生産していた児島の学生服製造の歴史を感じながら、懐かしい教室風景のセットで撮影ができます。今回は、観光地でなりきり写真を楽しめるスポットをご紹介します!
掲載日:2023年10月04日
  • ライター:高杉郁子
  • 4903 ビュー

1.岡山城(岡山市)

宇喜多直家が岡山の地を戦国の表舞台に立たせ、その子、直家が今に残る岡山城を築きました。昭和の再建、平成の改修、そして2022年11月に令和の大改修を終え、学びながら、体験もでき、楽しめる岡山城に変わりました。コロナ禍では利用ができなかった、着付け体験コーナーが今、人気のスポットになっています。

予約をして、まずはお姫様に!

岡山城天守閣1階にある着付けコーナー。
予約は30分おきに取れます。入り口の予約ボードを確認して、予約を入れるシステムになっています(事前予約はできません)。
お姫様、お殿様、子供の3種類があります。まずはお姫様になりきることにしました。着ている洋服の上に着物を着せてもらいます。簡単に着れるように、スナップで止めれば着れるようになっていました。昔のお姫様の帯の幅が広いのでびっくりしました。華やかな着物なので、このままでも撮影できそうな感じです。着物の重さがある程度あるので、少し動きにくいです。

打ち掛けを着せてもらいます

着物の上に本格的な打ち掛けを着付けてもらいました。重量があり、ずっしりと感じました。最後にかつらをつけてもらいますが、ターバンで前髪をあげてもらい、かつらをかぶせてもらいます。かなり重く、締め付け感があるので、長時間はおすすめしません。帯に扇子をさしてもらって完成です。すでに動きがかなり鈍くなっています。

なりきり撮影会~お姫様編~

着付けてもらったら、撮影セットの前で撮影できます。立ち姿、座った姿など色々楽しめます。海外からのお客様、特に台湾や韓国のお客様が観光客で多いので、写真撮影をしていると注目の的でした 笑。ケータイリモートでセルフカメラ撮影をしました。

お殿様にも挑戦!

お友達同士での参加で、一人がお姫様、もう一人がお殿様の着付けをし、二人で撮影を楽しまれる方も多いと聞いたので、お殿様にも挑戦してみることにしました。
袴も洋服の上から簡単に着ることができました。お姫様よりも簡単に着れます。刀をさしてもらい、ちょんまげのかつらをつけてもらって完成です。ちょんまげのかつらは、かつらの前に、シリコン製のカバーをつけてかつらをつけます。お姫様のかつらよりも軽いです。

「烏城カフェ」の「お城パフェ」

この日は暑くて、着付けからのセルフ撮影を2ラウンドしたら甘いものが食べたくなり、同じフロアにある「烏城カフェ」で、気になっていたお城パフェ(シャインマスカット、税込み1,500円)を頂くことにしました。
パフェを待つ時間は、目の前のスクリーンで、歴史学者でもあり岡山城の展示監修にも関わられた、磯田道史氏の解説が興味深くて、聞き入っていました。パフェは、くだもの王国・岡山ならではの季節の旬のフルーツが使われるそうです。お城のウエハースがなんともお殿様気分にさせてもらえます。夏から秋にかけては人気のシャインマスカットが盛り盛りで、下に行くとクリーム、アイス、ジュレとグラスの中はボリューム満点です。下の方には白玉団子もたくさん入っていて、お腹も一杯になりました。

【烏城カフェ】
営業時間:9:00~17:30(ラストオーダー17:00)
場所:岡山城天守閣1階

【岡山城】
所在地:岡山市北区丸の内2-3-1
TEL:086-225-2096
営業時間:9:00~17:30(最終入場17時)
料金:大人400円(15歳以上)、小中学生100円

2.牛窓海遊文化館(瀬戸内市)

江戸時代、朝鮮王朝から日本に派遣された、友好親善のための朝鮮通信使は、12回の来日の内、現在の岡山県瀬戸内市牛窓に11回寄港(9回上陸)しました。その数300~約500人もの大使節団に、日本中が沸き立ちました。通信使は、ソウルからプサン→対馬→瀬戸内海→大阪→京都→江戸へと移動し、牛窓は、岡山藩の港町として迎えました。派遣の目的は、日本の国交の回復と捕虜の交換と言われています。しかし、その後は、将軍の代替わりごとに「国書」を携えた通信使が江戸に派遣されました。その歴史を展示しているのが、牛窓海遊文化館で、旧牛窓警察署本館のレトロな佇まいが人気のスポットです。

韓国の民族衣装チマチョゴリでなりきり!

韓国の民族衣装、チマチョゴリを初めて着ました。何着か色が選べますが、一目で飾られていたイエローと赤の衣装にしました。洋服の上からボリュームを出すための白いワンピースのような衣装を着て、その上に華やかな羽織を着ます。スタッフの方が着付けてくださるので、あっという間に着替えれました。韓国ドラマを思い出しながら、髪の毛はひとつにまとめて、冠をのせてもらいました。韓国の扇子はとても華やかでした。館内での撮影は自由にできるので、撮影セットの前でケータイでリモートカメラ撮影しました。

武官もなりきり!!

スタッフの方に「武官もどう?」と勧められ、着こなせるか自信がなかったのですが、意外に、はまったなりきり武官でした 笑!!帽子に慣れなくて動きが鈍くなっていましたが、意外に楽しめました。

牛窓秋祭りのだんじり

牛窓神社の秋の祭礼では、牛窓の港町がセレモニーやマルシェで県内外からの人で賑わいます。唐獅子や太刀桶が奉納され、御神神輿やだんじりが町をねり歩きます。そのだんじりを展示室で間近に見れます。
今年の「瀬戸内牛窓国際交流フェスタ2023」は、11月5日(日)10:00~15:00に開催されます。

朝鮮通信使資料展示

朝鮮通信使の資料や関連する資料の展示も見ることができます。その一角に衣装も展示されています。

【牛窓海遊文化館】
所在地:瀬戸内市牛窓町牛窓3056
TEL:0869-34-5505
営業時間:9:00~17:00(入館時間6:30まで)
休館日:水曜日
入館料:大人300円、小中高校生150円

3.児島学生服資料館(倉敷市)

学生服出荷額日本一の岡山県倉敷市児島、その制服の歴史を学べ、無料で制服体験ができることで人気の「児島学生服資料館」です。運営されている日本被服(株)の制服だけでなく、児島で活躍されたメーカーの看板や資料も展示しています。

やっぱりセーラー服!

セーラー服の学校が少なくなっている中、やっぱり大好きなセーラー服 笑!!
様々な種類のセーラー服が選び放題で、サイズも色々ありました。レトロな木造教室のセットでひたすら撮影を楽しみました。

ブレザー制服も

高校性の定番的な制服ブレザー!!スカート丈も色々、チェックの色も色々、ブレザーのタイプも色々、組み合わせで楽しめます。ブラウスにするネクタイかリボンかもアイテムが色々あって迷いました。ブレザーとベスト姿で撮影を楽しみました。

資料館には懐かしのアイドル写真も

資料館には、戦時中から現代までの制服の変遷が展示されています。懐かしの昭和のアイドルの制服姿のポスターや、短ランや長ランなど懐かしさがあふれるものがたくさんあります。NHK朝の連ドラ「カムカムエブリバディ」の脚本も展示されていました。

【児島学生服資料館】
所在地:倉敷市下の町5町5-3
TEL:086-436-7707
営業時間:10:00~17:00
休業日:不定休、年末年始(公式サイトでご確認ください)

4.旧遷喬尋常小学校

国指定重要文化財でもあり、明治40年(1907)に巨額の費用で建てられた木造校舎が、平成2年(1990)に小学校の役目を終えてからも、木造校舎のレトロな趣が人気の真庭市「旧遷喬尋常小学校」。
こちらにもセーラー服の試着体験コーナーがありますが、残念ながら現在は、新型コロナウイルス感染防止対策として学生服の貸し出しは中止中です。

【旧遷喬尋常小学校】
所在地:真庭市鍋屋17-1
TEL:0867-42-7000
営業時間:9:00~18:00
休館日:水曜日、年末年始
入場料:無料
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