岡山駅から車で北西へ車で約1時間半の新見エリアには、鍾乳洞や洞窟があちこちに点在しています。
中でも、今回は全く人工的な設備がつけられておらず、自然そのままの洞窟を体験(ケイビング体験)することができる、「風戸穴(かざとのあな)」の探検に挑戦します!
いざ洞窟を探検するため、万全の装備を整えます
本日ガイドをしてくださるタカオさんとご挨拶したのち、今回の探検の必須装備、ツナギ・長靴・ヘルメット・ヘッドライトを身につけます。
とりわけ、太陽光の一切届かない自然のままの洞窟・風戸穴では、ヘッドライトが命綱になるそうです!
とりわけ、太陽光の一切届かない自然のままの洞窟・風戸穴では、ヘッドライトが命綱になるそうです!
「本当にこの狭い穴に入るの!?」風戸穴の入り口をくぐります
普段は閉ざされた門を越え、草木生い茂る山道を登っていくこと数分、無事洞窟の入り口に到着!
入り口は、およそ「くぐれる」とは思えないほどの狭い穴。這いつくばり、バックするような形で穴の中に入っていきます。
見た目よりも体感では長く感じる数mを後ろ向きの形で進み、振り返ってやっと立ち上がるとそこには…!
入り口は、およそ「くぐれる」とは思えないほどの狭い穴。這いつくばり、バックするような形で穴の中に入っていきます。
見た目よりも体感では長く感じる数mを後ろ向きの形で進み、振り返ってやっと立ち上がるとそこには…!
たくさんのコウモリたちがお出迎え! 冒険のはじまりは洞窟内の生きものたちとの出会い
洞窟の入り口を経てやっと立ち上がって辺りを見渡すと、見たこともないほどたくさんのコウモリの群れが。
独特な匂いと羽音や鳴き声に囲まれるという、非日常体験が待っていました。
私たちを出迎えてくれた小さな可愛らしいコウモリは、「コキクガシラコウモリ」。他にもクモの形状に似た「カマドウマ」など、洞窟特有の生きものたちが私たちを待っていました。
独特な匂いと羽音や鳴き声に囲まれるという、非日常体験が待っていました。
私たちを出迎えてくれた小さな可愛らしいコウモリは、「コキクガシラコウモリ」。他にもクモの形状に似た「カマドウマ」など、洞窟特有の生きものたちが私たちを待っていました。
通り方もわからない穴を越え、通れる体勢の限られた道を抜け…冒険は続きます
辺りを見渡しても「これからどこを通るのか」見当もつかないような、道なき道を探るように進みます。
ある時には、鍵穴のような狭い道を、鍵になったつもりで自分の体を道にぴったりの形に合わせながら、またある時には、足のつかない深い穴のような道を滑り台のように滑り降りるようにしながら、進んでいきます。
ある時には、鍵穴のような狭い道を、鍵になったつもりで自分の体を道にぴったりの形に合わせながら、またある時には、足のつかない深い穴のような道を滑り台のように滑り降りるようにしながら、進んでいきます。
自然の神秘を感じる石筍
道なき道を越え、洞窟内奥の「大ホール」に到着。だいぶ長いこと歩いたように感じられましたが、実際の道程はそれほどでもないとのこと。
あたりには、1cm伸びるのに50〜100年かかるという石筍がたくさん。中でも、天井・地面から伸びる石筍が途方もない年月をかけて繋がってできた立派な石柱には、自然の美しさと神秘を感じました。さらにホール奥の奥には、隠されたかのように存在する地底池があり、透き通った水がまるで秘密のオアシスのようでした。
あたりには、1cm伸びるのに50〜100年かかるという石筍がたくさん。中でも、天井・地面から伸びる石筍が途方もない年月をかけて繋がってできた立派な石柱には、自然の美しさと神秘を感じました。さらにホール奥の奥には、隠されたかのように存在する地底池があり、透き通った水がまるで秘密のオアシスのようでした。
振り返っても辿ってきた道がわからない、全く違う景色を見せる帰路
さて、ここからは帰り道!ガイドのタカオさんに「どの道を辿ってきたかわかりますか?」と問いかけられましたが、まったくわからない…。
それでも帰路を進み、暗い闇に包まれたヘッドライトの灯りだけが頼りの冒険も、そろそろ終盤へ。入り口付近に差し掛かると、太陽光が洞窟の外から穴内に差し込んでいる様子に、思わず歓声を上げてしまいました。
それでも帰路を進み、暗い闇に包まれたヘッドライトの灯りだけが頼りの冒険も、そろそろ終盤へ。入り口付近に差し掛かると、太陽光が洞窟の外から穴内に差し込んでいる様子に、思わず歓声を上げてしまいました。
無事に生還! 外の世界はみずみずしい色彩と暖かく豊かな自然光に満ちていました
入り口から差し込む暖かな光に引き寄せられるように、再び狭い穴をくぐりぬけ、ついに洞窟から外へと脱出!
外界は、緑が眩しく、空気のにおいが清々しい…! 川のせせらぎの音も清らか…! と、まったく新しい、しかし心の中で願っていた世界へ躍り出たような気分でした。
外界は、緑が眩しく、空気のにおいが清々しい…! 川のせせらぎの音も清らか…! と、まったく新しい、しかし心の中で願っていた世界へ躍り出たような気分でした。
装備を解除し、心も体も開放感に溢れます。お疲れ様でした!
行きと同様に山を下り、川を抜け、地上へ。ここで装備を脱ぎます。
ツナギを脱いでみると、自身が思った以上に泥だらけだったことに驚きます。
お尻や足、軍手についた泥具合から、どれだけハードだったのかがありありと思い起こされる洞窟探検。ここで、ガイドのタカオさんにも別れを告げます。頼もしい道案内をありがとうございました!
ツナギを脱いでみると、自身が思った以上に泥だらけだったことに驚きます。
お尻や足、軍手についた泥具合から、どれだけハードだったのかがありありと思い起こされる洞窟探検。ここで、ガイドのタカオさんにも別れを告げます。頼もしい道案内をありがとうございました!
おまけ:ライトアップが美しいすぐ近くの「満奇洞(まきどう)」も見どころ
こちらは「奇なものに満ちた洞窟」、と感じたことから与謝野晶子が命名したとされる「満奇洞」。
洞窟内のライトアップは幻想的で、虹色やグラデーション、時の流れに応じて変化していくものなど、様々な色合いの光を見ることができます。
鍾乳石の造形が個性豊かな洞窟内は、それに合わせてつけられた各見所の名称と併せて楽しめます。
洞窟内のライトアップは幻想的で、虹色やグラデーション、時の流れに応じて変化していくものなど、様々な色合いの光を見ることができます。
鍾乳石の造形が個性豊かな洞窟内は、それに合わせてつけられた各見所の名称と併せて楽しめます。
ぜひ、非日常体験を通じて日常の素晴らしさを感じられる、冒険心に溢れた旅へ!
興味深かったのが、「洞窟に入ると感覚がリセットされ、リフレッシュされます。あらためて外界の美しさを感じ、日常に感謝する気持ちが湧きますよ」というタカオさんの言葉。
ゲームの中の登場人物のような気分になれる洞窟探検。全身を使って感覚も研ぎ澄ませながら挑む非日常の体験に、ぜひチャレンジしてみてください!
ゲームの中の登場人物のような気分になれる洞窟探検。全身を使って感覚も研ぎ澄ませながら挑む非日常の体験に、ぜひチャレンジしてみてください!
体験動画
お申込み方法
下記よりご予約いただけます。
・所要時間:2時間30分~
・料金:11,000円~
・所要時間:2時間30分~
・料金:11,000円~