備前長船とはこんなところ
岡山県の東部、瀬戸内市の小さな町、備前長船。優れた刀匠たちを多数生み出した日本刀の産地として古くから全国に知られ、今もその伝統が引き継がれている町です。最近では世界中で日本刀のブームのようで、私が訪問した日も、フランスからグループが来ていました。武器・兵器ではなく、アートだと感じるそうです。
ホンモノの刀匠に手ほどきを受けて、ペーパーナイフを作れます
ここ「備前おさふね刀剣の里」は、まるで日本刀のテーマパーク。名刀の展示や、職人(刀匠と呼ぶのだそうです)の仕事を目の前で見学できます。まず私は「ペーパーナイフ作り」に挑戦!(要予約・所要約1時間。)教えてくださったのは現役の刀匠。つまり博物館のスタッフさんではなく、本物の日本刀作りの職人さんです!
実際に研いでみた!
先生から教えられた通り、ペーパーナイフ用の鉄を研いでみました。先生はリズミカルにあっという間に完成。私は・・・(涙)。でもやってみると、どんどん真剣になっていき、楽しめます!そういえば、「真剣」という言葉の語源も、木刀や竹刀じゃなく、本物の日本刀で戦う命を懸けた勝負、ということから来たのだそうです。
Myペーパーナイフの完成
不器用な私にもできた、世界に1つのオリジナルペーパーナイフです。事前説明もあわせて1時間弱で完成しました。先生にも少し(たくさん?)手伝ってもらい、切れ味も抜群です。
カバーに入れて持ち帰ります
カバーに入れておみやげに持って帰れます。刀匠の方々が作ったペーパーナイフは数万円もするらしいですが、私は1500円。でも、ちゃんと切れます!愛用してます。
迫力!!古式鍛錬の実演を見学
真っ赤に焼いた鉄、玉鋼(たまはがね)を叩いて伸ばすという、古式鍛錬。本物の日本刀作りを目の前で見学してきました。すごい迫力!火花が飛び散ってきます。真っ赤な鋼が叩かれ、伸ばされていきます。
音にも魅了されます!!
刀匠の方々が、息の合った作業で鋼を叩きます。その音は何とも言えないリズミカルな響き。「トン!テン!カン!」と聞こえます。そういえば、「とんちんかん」という言葉は、下手な素人が鋼を叩くと「とん・ちん・かん」と聞こえることが語源だそうです。他にも、「切羽詰まる」「そりが合わない」「しのぎを削る」など、日本刀にまつわる言葉はたくさんあるそうです。
現役職人の手仕事を目の前で見学できる工房も!
続いて工房へ。こんなに近くで見学できるなんて感激ものです。仕事の合間には、私のような素人の質問にも丁寧に答えてくださいました。刀匠、塗師、刀身彫刻師の方々は、ここで毎日作業を公開しているのだそうです。必見ですよ。(日曜日と祝日には、研師、鞘師、柄巻師の方々も交代で作業を公開しているので、HPでご確認を。)
続いて博物館へ
美しく輝く日本刀の数々が展示されています。クイズやゲームを通して、楽しく日本刀の歴史や職人のことが学べるように工夫されているコーナーもあって、ビギナーや子どもたちにも嬉しいですね。海外からのお客様も増えていて、約5割はフランス人なのだそうです。さすが、芸術の国ですね。
こんな一枚が撮れるのも刀剣博物館の魅力です
博物館には甲冑が展示されています。兜をかぶらせていただくこともできます。日本刀(もちろん、おもちゃです)を持って、ハイ!ポーズ!
体験動画
お申込み方法
・1人1,500円(別途、入館料一般500円、高・大学生300円が必要)
・5名以上から受付、最大9名まで(2021年5月以降は最大6名まで)。※5名未満の場合でも、5名分の受講料(1,500円×5名=7,500円)で体験可。
・2週間前までにご予約ください。
・第1、第3土曜日、第4日曜日を除く日時をご指定ください。
・5名以上から受付、最大9名まで(2021年5月以降は最大6名まで)。※5名未満の場合でも、5名分の受講料(1,500円×5名=7,500円)で体験可。
・2週間前までにご予約ください。
・第1、第3土曜日、第4日曜日を除く日時をご指定ください。