片山潜記念館
かたやませんきねんかん片山潜は、1859年に久米南町羽出木村の庄屋に生まれたが、家計困窮のため、すぐ農耕、炭焼きなどをして働きました。このため、ほぼ独学で勉強し、明治13年に岡山県師範学校に入学。翌年、上京後、印刷工員として苦学し、明治17年、25歳で渡米。明治25年、アイオワ州グリンネルを卒業後、大学院に進みました。明治29年に帰国し、現早稲田大学教授に就任。幸徳秋水、阿部磯雄らとともに社会主義研究会を組織し、日本における社会主義の先駆者としてその生涯を反戦、平和に捧げました。生誕の地に建つ記念碑、その碑のそばには数々の資料を展示する記念館があります。片山潜は遠くモスクワのクレムリンに眠っているが、氏の遺徳を偲ぶ人がこの記念館を訪れています。