津山箔合紙・横野和紙
つやまはくあいし岡山県北部に広がる美作地方はミツマタの一大産地で、紙幣の原料として国立印刷局に納めていることから、この地のミツマタは、「局納ミツマタ」とも呼ばれます。津山箔合紙は、そんなミツマタを原料とする高級和紙で、様々な工程を経て作られています。ミツマタの葉が落ちる11月頃に刈り取った枝を蒸し、むいた皮を干して乾かした後、釜で煮ます。それを川の水で晒し、叩くなどして繊維をほぐして作る紙素を、簀桁(すけた)という用具を使って一枚ずつ漉きあげます。こうしてできる津山箔合紙は、やや赤みを帯びて光沢がるのが特徴。薄くてかさばらず、表面がなめらかなことから、金箔や銀箔を挟む「箔合紙」として京都や金沢の金箔工芸に欠かせない存在となっています。
県指定郷土伝統的工芸品:昭和56年1月
基本情報
住所 | 〒708-0801 岡山県津山市上横野1874 |
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電話番号 | 0868-27-0960(上田手漉和紙工場) |
公式サイト | |
交通アクセス(車) | 中国自動車道津山IC・院庄ICから約30分 |