鷲羽山フォトギャラリー
四季折々、時間とともに移りゆく鷲羽山からの風景。瀬戸大橋と島々、光と影が織りなすコントラストをお楽しみください。
鷲羽山ってどんなとこ?
日本初の国立公園となった瀬戸内海国立公園の代表的な景勝地として知られる鷲羽山。鷲が羽を広げた様子に似ていることから名付けられました。そこから望む青い海と瀬戸大橋が織り成すパノラマ風景はまさに絶景です。麓から山頂にかけて遊歩道(自然研究路)が整備されているので、瀬戸内海屈指の多島美を眺めながらの散策も楽しめます。極上の夕景が望める場所として「日本の夕陽百選」に選定されています。
鷲羽山の達人イチ押し!おすすめルート1(第二展望台~自然研究路~鷲羽山ビジターセンター)
私のおすすめは、瀬戸内海を眺めながら自然観察ができる鷲羽山自然研究路です。鷲羽山第二展望台(レストハウス)からしばらく歩くと自然研究路が二つに分かれていますがどちらを通っても鷲羽山ビジターセンターセンターに着きます。途中、主な樹木には、私たちパークボランティアが深緑色の樹木名板を取り付けています。気になる樹木があったらぜひQRコードを読み取って調べてみてください。
鷲羽山の達人イチ押し!おすすめルート2(鷲羽山ビジターセンター~山頂)
鷲羽山ビジターセンターへようこそ!
ここでは鷲羽山の自然や瀬戸内海の歴史を紹介する展示と、休日を中心に体験教室を行っています。また展望テラスからは瀬戸大橋と備讃瀬戸の島々を一望できます。ガイドマップや周辺のパンフレットも揃っていますのでご自由にお持ちください。わからないことがあれば、私たち職員に遠慮なく尋ねてみてください!
センターから徒歩3分の鷲羽山山頂(133m)では、360度の眺望を楽しめます。
ここでは鷲羽山の自然や瀬戸内海の歴史を紹介する展示と、休日を中心に体験教室を行っています。また展望テラスからは瀬戸大橋と備讃瀬戸の島々を一望できます。ガイドマップや周辺のパンフレットも揃っていますのでご自由にお持ちください。わからないことがあれば、私たち職員に遠慮なく尋ねてみてください!
センターから徒歩3分の鷲羽山山頂(133m)では、360度の眺望を楽しめます。
鷲羽山の達人イチ押し!おすすめルート3(山頂~古墳群~あずまや)
私からはとっておきのスポットを紹介します。山頂から西へ歩くと、ほどなく古墳群が現れます。鷲羽山には、今からおよそ1300~1500年前の横穴式の円墳といわれている古墳が3ヶ所あります。さらに7~8分歩くと、知る人ぞ知る絶景スポット「あずまや」に到着します。瀬戸大橋の橋脚が真正面に見える迫力満点の場所です。写真を撮るもよし、お弁当を広げるもよし、ベンチに腰かけて瀬戸内海国立公園随一の絶景を堪能してください!
鷲羽山は瀬戸内海国立公園誕生のきっかけ?
昭和9年3月、瀬戸内海は、雲仙、霧島(長崎県、熊本県、鹿児島県)とともに日本で最初に国立公園に指定されました。
そして、最初の指定に尽力したのが、脇水鐵五郎(わきみず てつごろう)と田村剛(たむら つよし)という2人の学者です。
東京帝国大学教授で、地質学、土壌学を専門とする脇水鐵五郎は、教授退任後、史跡名勝、天然記念物の調査に従事。その中で、鷲羽山が瀬戸内海の優れた展望地であることを「発見」しました。彼の言葉です。「(瀬戸内海の優れた展望地とは、)第一に視野が広いこと、第二に近景から遠景までが望め、第三に小さい島嶼が数多く眺められ、第四に適度な標高でなければならない。鷲羽山の標高133mは天与の高さとなっている。これより高ければ島々が遠くなり、低ければ島々が重なり合う。」
そして、地元倉敷市出身の林学博士、田村剛は、大正10年に始まった国立公園候補地調査の中心となって活躍。後に国立公園の父と呼ばれました。彼の文章が残されています。「鷲羽山に登った、そして私は意外な絶勝を発見して暫くはうっとりとして無言でいた。恥ずかしいことに、私はこうした風景が郷里にあろうとは夢にも知らなかったのである。少しく先に脇水鐵五郎博士もこれに登って「超八景」の賛辞を与えたそうである。勿論私もそれには同感である。私は此風景をどんなに大げさに紹介しても決して批難されるような懸念はない。」
田村もまた鷲羽山を「発見」し、国立公園の核心を得たと自信を持ちました。鷲羽山の「発見」こそが、瀬戸内海国立公園の誕生につながる大きな出来事となったのです。
現在、鷲羽山からは、多島美に加え、「日本の20世紀遺産20選」に選ばれた雄大な瀬戸大橋を眼下に望むことができます。この風景もすでに30年の時を刻みました。先人に思いをはせつつ、鷲羽山に是非おいでください。
そして、最初の指定に尽力したのが、脇水鐵五郎(わきみず てつごろう)と田村剛(たむら つよし)という2人の学者です。
東京帝国大学教授で、地質学、土壌学を専門とする脇水鐵五郎は、教授退任後、史跡名勝、天然記念物の調査に従事。その中で、鷲羽山が瀬戸内海の優れた展望地であることを「発見」しました。彼の言葉です。「(瀬戸内海の優れた展望地とは、)第一に視野が広いこと、第二に近景から遠景までが望め、第三に小さい島嶼が数多く眺められ、第四に適度な標高でなければならない。鷲羽山の標高133mは天与の高さとなっている。これより高ければ島々が遠くなり、低ければ島々が重なり合う。」
そして、地元倉敷市出身の林学博士、田村剛は、大正10年に始まった国立公園候補地調査の中心となって活躍。後に国立公園の父と呼ばれました。彼の文章が残されています。「鷲羽山に登った、そして私は意外な絶勝を発見して暫くはうっとりとして無言でいた。恥ずかしいことに、私はこうした風景が郷里にあろうとは夢にも知らなかったのである。少しく先に脇水鐵五郎博士もこれに登って「超八景」の賛辞を与えたそうである。勿論私もそれには同感である。私は此風景をどんなに大げさに紹介しても決して批難されるような懸念はない。」
田村もまた鷲羽山を「発見」し、国立公園の核心を得たと自信を持ちました。鷲羽山の「発見」こそが、瀬戸内海国立公園の誕生につながる大きな出来事となったのです。
現在、鷲羽山からは、多島美に加え、「日本の20世紀遺産20選」に選ばれた雄大な瀬戸大橋を眼下に望むことができます。この風景もすでに30年の時を刻みました。先人に思いをはせつつ、鷲羽山に是非おいでください。
地図(おすすめルート)
【鷲羽山おすすめルート】
鷲羽山大駐車場またはバス停===<4分>===①第二展望台(レストハウス)===<2分>===②自然研究路(分岐点) ===<8分>===③ビジターセンター(見学)===<3分>===④山頂===<5分>===⑤古墳群===<5分>===⑥あずまや(瀬戸大橋が真正面に見える展望所)===<20分>===①第二展望台(レストハウス)===<4分>===鷲羽山大駐車場またはバス停 ※所要時間の目安 往復約60分(見学、撮影含む)
鷲羽山大駐車場またはバス停===<4分>===①第二展望台(レストハウス)===<2分>===②自然研究路(分岐点) ===<8分>===③ビジターセンター(見学)===<3分>===④山頂===<5分>===⑤古墳群===<5分>===⑥あずまや(瀬戸大橋が真正面に見える展望所)===<20分>===①第二展望台(レストハウス)===<4分>===鷲羽山大駐車場またはバス停 ※所要時間の目安 往復約60分(見学、撮影含む)
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動画「瀬戸内時間」
鷲羽山をはじめとする瀬戸内海国立公園の風景を、時間の経過と共にタイムラプスとムービーで撮影した動画をお楽しみください!