郷原漆器
ごうばらしっき蒜山高原に自生するヤマグリを用い、備中漆等の天然の漆で仕上げられています。ヤマグリを生木のまま輪切りにし、年輪の中心を一気にろくろ挽きするという、ほかの漆器産地では見られない独特の木地作りが特徴です。
伝統的な郷原漆器は、長年堆積してできた蒜山産の珪藻土などを用いる下地作りで木地の木目をつぶし、朱か黒の漆を塗って仕上げます。しかし、現在は、木地に生漆を塗っては磨き、乾燥させる「拭漆(ふきうるし)」という工程を繰り返すことで、漆特有の艶と美しい木目を際立出せた品々も数多く見られます。漆は一度固まると強靭な塗膜を形成するので耐久性が高く、使うほどにその艶は深まります。まさに眺めてよし、使ってよしのひと品です。
県指定郷土伝統的工芸品:平成4年11月
基本情報
住所 | 〒717-0602 岡山県真庭市蒜山上福田 |
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電話番号 | 0867-66-5611(郷原漆器の館) |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 木曜日 |
料金 | 無料 |
交通アクセス(車) | 米子自動車道蒜山ICから約5分 |
駐車場 | 普通車5台、バス2台 |