虫明焼
むしあげやき瀬戸内海に面し、古代・中世には風待ち、潮待ちの港として栄え、曙の美しさが古くから詩歌に詠まれるなど風光明媚な地としても知られる瀬戸内市邑久町の虫明。その地の良質な山土を主体とする独自の粘土で作る虫明焼は、薄造りの端正な造りと飽きのこない色調が魅力です。なかでも、お茶席などでのいろいろな取り合わせで、どの焼き物にもしっくりとなじむやさしい色調を生み出しているのが天然松灰を主原料に自家精製した透明釉を基本とする灰釉全般や鉄釉、銅釉といった釉薬。これらを使い分ける作品はバリエーション豊かで、酸化と還元を完全に分けない独自の焼成により現れる窯変は、深い味わいを楽しませてくれます。
県指定郷土伝統的工芸品:昭和63年4月
基本情報
住所 | 〒701-4501 岡山県瀬戸内市邑久町虫明 |
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電話番号 | 0869-22-3953(瀬戸内市観光課) |
料金 | 湯呑み2,500円程度~、茶碗7,000円程度~ |