備中松山城と併せて行きたい!備中松山城下のお勧めスポット!

備中松山城下のお勧めスポットをご紹介します。
超人気の高梁市図書館、「男はつらいよ」のロケ地となった薬師院、小堀遠州が築いた頼久寺庭園、「雲海オムライス」のカフェ・レスト・シャトー、武家屋敷・旧折井家、武家屋敷・旧埴原家、高梁キリスト教会堂です。
写真は、高梁市図書館です。
掲載日:2018年06月29日
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①高梁市図書館

2017年2月に開館した高梁市図書館が2018年2月に開館から1周年を迎えました。1月末現在の累計来館者数は65万9993人で、当初の年間目標20万人を大きく上回り、大人気です。
JR備中高梁駅直結の4階建ての複合ビルの中にあり、2階の一部と3・4階に図書館、2階に蔦屋(つたや)書店、スターバックスコーヒー、観光案内所も併設しています。ふた付きのドリンクであれば館内持ち込みもできます。
高梁市図書館のある建物の1階はバスセンター、2階には「生活/旅行/ビジネス」書・蔦屋書店・スターベックスコーヒー・観光案内所、3階には「歴史・郷土/文学/アート/新聞」書、4階には「キッズライブラリー」があります。
この写真は、4階の展望テラスにある遊具の風景で、お子様と楽しめます。展望テラスの北側からは、遠くに備中松山城を見ることができます。
図書館利用者は2時間まで駐車場を無料で利用可能です。詳細は下記のリンクをご覧ください。

②備中松山城

本丸からの天守の写真です。
標高430m、最も高い場所に天守が現存する山城です。
二層二階の典型的な山城ですが、三層に見えるようにデザインされています。籠城戦を想定し囲炉裏(いろり)や装束の間が設けられており、二階には御社檀(神棚)があるのが特徴です。
巨大な岩盤の上に天守が立っています。この姿に、力強さや歴史を感じました。
昭和12年(1937年)「高梁保勝会」が結成されて、地元の高梁の方々の努力により、「昭和の大修理」が行われました。天守内の解説パネルには、小学校高学年生徒・中学校生徒・女学校生徒により、約2万枚の瓦が麓から山頂まで担ぎ上げている写真がありました。

備中松山城に関しましては、下記の記事「天守が残る日本で唯一の山城「備中松山城」は巨大な岩盤の上に立つお城でした!」でご案内しています。

③薬師院

薬師院は、寛和年間(985~987年)花山法皇の開基といわれています。真言宗に属し、本尊は薬師瑠璃光王如来で、50年毎に秘仏御開帳法要があります。本堂の薬師堂は元名10年(1615年)の建築で、勾配のきつい大屋根とこれを支える組物、浅唐戸の彫刻、ほか随所に桃山風の特徴がよく表れている。
昭和58年に「男はつらいよ」のロケが行われました。写真は改修中でしたが、入り口にはロケ地の碑があります。
フーテンの寅さんをご存知の方は多いと思います。「男はつらいよ 第32作 口笛を吹く寅次郎」(昭和58年12月公開)では、この薬師院(映画では高梁市蓮台寺)がメインの舞台として、博さんの実家のある武家屋敷通りなども描かれている名作です。この階段も映画に登場しており、上から眺める高梁の町が良いです。
下記のリンクから、映画のあらすじなどをご覧いただけます。
「男はつらいよ 第32作 口笛を吹く寅次郎」でロケが行われた頃よりも、境内には色々なものがあります。
例えば、摩尼車(まにぐるま)です。この「摩尼」とは、摩尼宝珠とも、如意宝珠とも言われ、意のままに宝を出すと言われる珠のことです。これを1回まわせば、お経を一巻読んだのと同じ功徳が得られると言われています。

④頼久寺庭園

頼久寺は、足利尊氏が諸国に建立させた安国寺の一つと言われ、庭園は国指定の名勝となっています。
庭園は備中国奉行として当地に赴任していた小堀遠州が築いた枯山水で、遠州庭園の原点が見える庭として注目されています。江戸初期の完成で、桃山後期の特徴が表れており、そのままの姿で保存されているのも貴重です。
写真は、丸窓から見たお庭の風景です。
右側のガラス窓には、山の風景が描かれており、なかなか風情があります。
小堀遠州(こぼりえんしゅう)は1579(天正7)年に滋賀県に生まれ、駿府城(すんぷじょう)、二条城などの数々の作事奉行(さくじぶぎょう:建築工事をつかさどる職名)を歴任、岡山県内では頼久寺庭園、東湖園、安養寺庭園などを手がけたと言われています。

⑤カフェ・レスト・シャトー(Cafe+Rest Chateau)

紺屋川美観地区とJR伯備線の線路が交差する踏切の横にあるカフェ&レストランです。
全国ネットや地元テレビなどで紹介されたバケツパフェが有名です。
ランチで訪問した満席の店内は昭和にタイムスリップしたような雰囲気で、懐かしい感じで、地元の方々がのんびりと食事されていました。
なお、紺屋川は備中松山城の外堀だったそうです。
この写真は、洋食を提供して30年、店主さん自慢の「雲海オムライス」です!!
卵は地元の卵、野菜は地元の新鮮野菜、雲海はホタテのクリームソースで雲海をイメージしています。
雲海といえば備中松山城と雲海の風景!、幻想的な風景を思いながら美味しくいただきました。

⑥高梁市武家屋敷・旧折井家 (きゅうおりいけ)

美しいお庭・母屋・使いこまれた建具・家具など、歴史や当時の生活を偲ぶことができます。
写真は、着物を着た人形です。当時の装束や髪形などを外国の方々に伝わるようで、ロシアの友人はお気に入りです。あなたも火鉢の前に座って、4人で記念撮影されてはいかがでしょうか?
母屋の裏側には、甲冑・鉄砲などの武具・資料などが展示されている資料館がありますので、見学しましょう。
また、母屋の入り口には、facebookの「いいね!」の吹き出しなどがありますので、これを使って写真撮影をされてはいかがでしょうか。

⑦高梁市武家屋敷・旧埴原家 (きゅうはいばらけ)

写真は、駕籠(かご)・乗物(のりもの)です。細かな細工がされており、引き戸もあります。
特に漆塗りの柄はとても長くて、美しいと思いました。
備中松山7代藩主の板倉勝静(かつきよ 1823~1889年)の書「白鹿洞書院の掲示」の複製です。
勝静は、山田方谷(ほうこく)を登用し、藩政改革で成果を挙げ、徳川家茂・慶喜のもとで老中を勤めました。
また、旧埴原家には山田方谷の展示コーナーがあります。
山田方谷に関しましては、下記のリンクをご覧ください。

⑧高梁キリスト教会堂

明治22年(1889年)に建築された現在県下では最古の教会堂で、キリスト教伝導の跡をたどることが出来るだけでなく、明治洋風建築としても貴重なものです。県下初の女学校・順正女学校を創設した福西志計子(しげこ)や社会福祉事業家の留岡幸助(とめおか こうすけ)らを育てた教会でもあります。
高梁キリスト教会堂には駐車場はありませんので、近隣の駐車場をご利用ください。

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