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「白石踊」「大宮踊」が民俗芸能「風流踊」としてユネスコ無形文化遺産に登録決定!

2022年11月30日、ユネスコ無形文化遺産に民俗芸能「風流踊(ふりゅうおどり)」の登録が正式決定しました。全国24都府県から国指定重要無形民俗文化財である41件が選ばれ、岡山県からは笠岡市の「白石踊」真庭市の「大宮踊」が登録されます。

風流踊とは、華やかな、人目を惹く、という「風流」の精神を体現し、衣裳や持ちものに趣向をこらして、歌や笛、太鼓、鉦(かね)などに合わせて踊る民俗芸能で、除災や死者供養、豊作祈願、雨乞いなど、安寧な暮らしを願う人々の祈りが込められています。祭礼や年中行事などの機会に地域の人々が世代を超えて参加するもので、それぞれの地域の歴史と風土を反映し、多彩な姿で今日まで続く風流踊は、地域の活力の源として大きな役割を果たしています。


【概要】※文化庁HPより

■白石踊(笠岡市)
笠岡市白石島に伝承される盆踊の一種で、源平両軍の戦死者の霊を慰めるために始められたものといわれ、8月13日~16日の夜に踊られる。浜辺に仕組んだ櫓をめぐって、島内の老若男女が大太鼓と音頭に合わせて踊る。同じ踊りの輪のなかに男踊、女踊、娘踊、笠踊、二つ拍子などの組があり、一つの太鼓、一つの音頭で各自各様の踊りを踊る演技・演出法は他に類例も少なく、芸能史的に貴重なものである 。

■大宮踊(真庭市)
岡山県真庭市の蒜山高原山麓の村々に伝承され、8月の盆の期間、日を替えて各所の神社・寺・辻堂などそれぞれの地の老若男女によって踊られる盆踊である。屋外・屋内のいずれの踊り場でも上方に長四角形の大灯籠を吊るし、その下に踊り子が輪を作り、音頭取り数名と太鼓叩きが位置する。踊りは全身の動きに細やかに心を配りながらの大変美しい型となっている。盆踊の変遷の過程や地域的特色を示す。
 
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