一度は行っておきたい! 岡山(備前・備中・美作)の一宮めぐり

もっとも社格が高いとされる神社=一宮(いちのみや)。「備前・備中・美作」それぞれの地域にある一宮をめぐり、その縁起や建築などにふれれば、さらに興味がわいてくるはず。この秋、岡山の一宮めぐりで歴史探訪しませんか?
掲載日:2017年09月01日
  • ライター:おか旅編集部
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吉備津神社(岡山市)

備中国一宮。大吉備津彦命を主祭神とする社です。国宝の本殿は、ここでしか見られない建築様式で、「吉備造」ともいわれる比翼入母屋造。「桃太郎伝説」のゆかり地としても知られ、釜の鳴る音で吉凶を占う「鳴釜神事」が有名です。

吉備津彦神社(岡山市)

備前国一宮。北区一宮に所在します。御祭神は吉備国平定のため四道将軍として朝廷から遣わされた大吉備津彦命です。その後永住した大吉備津彦命は吉備中山の麓の屋敷を構えたとされ、その跡に社殿を建てたのが神社のはじまりです。

石上布都魂神社(いそのかみふつみたまじんじゃ)(赤磐市)

備前国一宮。現在の主祭神は素盞嗚尊(すさのおのみこと)ですが、明治時代までは素盞嗚尊が八岐大蛇を斬ったときの剣「布都御魂」と伝えられていました。赤磐市の大松山の中腹にあり、社殿の裏に位置する400mの山頂に本宮があります。

中山神社(津山市)

美作国一宮。津山市一宮にあります。主祭神は鏡作神(かがみつくりのかみ)。本殿は単層入母屋造妻入です。「中山造」とも呼ばれ、美作の多くの神社建築の模範となりました。

安仁神社(あにじんじゃ)(岡山市)

元・備前国一宮。東区西大寺一宮の宮城山(みやしろやま)にあります。初代神武天皇の一番上の兄である五瀬命(いつせのみこと)が主祭神であることから、昔は「兄神社」とも言われていたようです。毎年7月11日の夏祭りでは、無病息災を祈る「茅の輪くぐり」が行われています。
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