【晴れの国おかやまは、天文県!】国立天文台岡山天体物理観測所・岡山天文博物館を探検する!

岡山県は、「晴れの国おかやまは天文県!」なのです。
 国立天文台岡山天体物理観測所・京都大学3.8m望遠鏡(建設中)・岡山天文博物館・美星天文台・JAXA美星スペースガードセンター・JAXA上齋原スペースガードセンター・人と科学の未来館サイピア・倉敷科学センター・倉敷天文台・赤磐市竜天天文台・美咲町立さつき天文台などたくさんの研究施設・天文台・観測室・プラネタリウム・展示館があり、晴天率が高いこと・気流が安定していることなどが理由で、天体観測などに恵まれた環境にあります。

 前回は「倉敷科学センター」をご紹介しましたが、今回は「国立天文台岡山天体物理観測所・岡山天文博物館・京都大学3.8m望遠鏡(建設中)」です。

 上の写真は、京都大学3.8m望遠鏡ドームです。右側の雲はわんちゃんに見えませんか?「わんちゃんも見たい望遠鏡!!」ですね(笑)

【ご注意】岡山天文博物館は改修工事(一部施設の改修およびプラネタリウム投映機の更新)のため、2017年9月4日(月)から来年春(2018年3月上旬予定)まで休館します。
掲載日:2017年08月25日
  • ライター:  
  • 7388 ビュー

天文のまち「あさくち」(短編)

 まず、映像をご覧ください。
 岡山天体物理観測所の広報普及担当の戸田博之さんの解説・188cm反射望遠鏡・91cm反射望遠鏡・50cm反射望遠鏡が紹介されます。
 続きまして、岡山天文博物館館長の粟野諭美さんの解説・岡山天文博物館の紹介があります。
浅口市紹介映像 映像提供:よいとこ浅口(浅口市観光協会)

国立天文台岡山天体物理観測所の公式ホームページは、下記のリンクからどうぞ。

天文のまち あさくち 

 国立天文台岡山天体物理観測所・岡山天文博物館の説明のほか、京都大学3.8m望遠鏡の建設中映像も出てきます。
高梁川流域デジタルアーカイブ 映像提供:高梁川流域デジタルアーカイブ

岡山天文博物館の公式ホームページは、下記のリンクからどうぞ。

岡山天文博物館

 駐車場で車を降りると、国立天文台岡山天体物理観測所・岡山天文博物館の入口が見えます。守衛所がありますので、記帳する必要があります。守衛所の右側の階段を上ってゆくと岡山天文博物館の入口があります。
 岡山天体物理観測所の望遠鏡ドームを見学するには、岡山天文博物館の入口に入らないで、案内板により右側に行きます。

岡山天文博物館のfacebookページでは、タイムリーな情報発信されています。こちらのリンクからご覧ください。

岡山天文博物館の受付

 岡山天文博物館の入口を入ると受付があります。
 受付の方が、開催されているイベントや料金の説明をしてくれます。
 岡山天文博物館限定グッズなども販売されていますので、訪問記念に購入されてはいかがでしょうか。

岡山天文博物館のプラネタリウム

 岡山天文博物館は改修工事のため、2017年9月4日(月)から来年春(2018年3月上旬予定)まで休館します。
 今回の改修工事では、施設(一部)の改修およびプラネタリウム投映機の更新工事を行う予定です。
そのため、現在の光学式投映機MS-10は、2017年9月3日(日)が最終投映となります。
29年間頑張ってくれたMS-10。お別れは寂しいですが、ぜひ最後の投映を見にいらしてください。そして新しい投映機をお楽しみに!

岡山天文博物館のキッズコーナ

 キッズコーナーがありますので、お子様にも楽しんでいただけますね。
 岡山天文博物館を訪問された著名な方の写真や色紙も飾られています。

岡山天文博物館の130インチ相当の大型モニター

 岡山天文博物館ロビーには、130インチ相当の大型モニターがあります。イベントの案内やお子様が楽しく遊べるコンテンツが盛りだくさんです.
 写真は、お子様がお絵かきをしています。書いた絵が星空を飛びます。

岡山天文博物館の京都大学3.8m望遠鏡解説コーナー

 建設中の京都大学3.8m望遠鏡解説コーナーでは、建設中の風景映像・望遠鏡のモデル・主鏡の大きさが分かるシート・主鏡の材料などが展示されています。
 岡山天文博物館のスタッフによるギャラリートークも開催されていますので、時間に合わせて参加されてはいかがでしょうか。

岡山天文博物館の工作・講座

 写真は、2017年8月19日(土)に開催されていた「夏のこども祭り」の工作「虹の万華鏡」の風景です。
 お子様はもちろん、お父さんやお母さんも楽しんでおられました。

 なお、夏の企画展「晴れの国おかやまのそら・空・宙(そら) -あさくちに天文台ができたヒミツ-」 も2017年9月3日(日)まで開催中です。

岡山天文博物館のダジック・アース(4次元デジタル地球儀)

ダジック・アース -Dagik Earth- とは?
 ダジック・アースとは、 地球や惑星についての科学を楽しんでもらうために、地球や惑星を立体的に表示するプロジェクトです. 京都大学大学院理学研究科の地球科学輻合部可視化グループが中心になって進めています. 夏の雲の様子や台風の発生場所の分布など,地球上の自然現象をはじめ,月や火星などほかの惑星表面も立体的に見ることができます.ぜひ本物で体験してみてください!

 写真は、館長の粟野諭美さんに操作をしていただいているところです。

ダジック・アースの詳細は、こちらのリンクからご覧いただけます。

岡山天文博物館の2階展示室

 展示室は1階、2階とわかれています.1階では主に、岡山天体物理観測所の施設や研究や、 新しく建設中の京都大学3.8m望遠鏡の紹介を、 2階では地球上で見られる天文現象(日食・月食のしくみ、オーロラほか)から太陽系・ 銀河系の天体・そして遠くの銀河へと、宇宙全般について解説しています.
 写真の左側には、デジタルプラネタリウムがあります。
 また、2階展示室には、4次元デジタル宇宙シアター(4D2U)があります。
 ご紹介できませんでしたが、1階には太陽観測室もあり、太陽黒点が出ていればそれをご覧いただけます。

岡山天体物理観測所の「特別観望会2017夏」

 今年も岡山天体物理観測所188cm反射望遠鏡を使用しての天体観望会を 8月11日 金曜日・山の日に「特別観望会2017夏」が開催されました。
 今年の観望対象の天体は、土星とヘルクレス座にあるM13(球状星団)でした。土星の惑星なども見えて楽しい観望会でした。
 写真は、観望会に先立って、岡山天文博物館プラネタリウムで行われた土星解説の風景です。

募集に関しましては、岡山天体物理観測所公式ホームページに掲載されます。今回の募集(終了)の案内は、下記のリンクからご覧いただけます。
 写真は、188cm反射望遠鏡での観望に先立って、望遠鏡の下で、国立天文台の方が望遠鏡の説明をされているところです。

 岡山天体物理観測所の詳細をお知りになられたい方は、下記のリンクから「岡山天体物理観測所 50周年記念誌」(PDFファイル31Mバイト)をダウンロードしてご覧ください。
 観望中の風景です。この日、昼間は曇っていたのですが、夕方になるにつれて快晴になりました。

岡山天体物理観測所の研究成果は、下記のリンクからご覧いただけます。
 188cm反射望遠鏡での観望終了後は、ドームの外で岡山天文博物館のスタッフの方からの星空解説がありました。

 岡山天体物理観測所で撮影した風景・天体・イベントの写真は、下記のリンクからご覧ください。
 実際の空を眺めての星空解説の途中で撮影した写真です。
 91cm反射望遠鏡ドームと星空です。さそり座や天の川も薄っすらと見えています。
 実際の空を眺めての星空解説の途中で撮影した写真です。
 188cm反射望遠鏡ドームと昇ってきたお月様です。

岡山天体物理観測所内には、スカイモニターが設置されており、24時間、全天の写真を見ることができます。約1分ごとに自動更新されます。下記のリンクからご覧いただけます。

岡山天文博物館 夏のこども祭り

 岡山天文博物館「夏のこども祭り」が2017年8月19日(土)・20日(日)に開催されました。
 写真は、1階展示室で開催された、京都大学の野上先生による京都大学3.8m望遠鏡のギャラリートーク風景です。写真に入りきれないほどの方々が先生のお話に聞き入っていました。
 野上先生のお話では、2018年春に開所式・2018年夏ごろに観測開始・2019年には観望会が開催される予定だそうです。3.8m望遠鏡で観望する天体はどのように見えるか、今から楽しみですね。

 京都大学3.8m望遠鏡の詳細は、公式ホームページでご覧いただけます。
 岡山天文博物館「夏のこども祭り」のイベントで開催された「188㎝反射望遠鏡見学ツアー」風景です。解説は、岡山天体物理観測所の戸田さんです。参加されたお子様にはドームや望遠鏡を操作する特典があり、お子様はドキドキしながらとてもうれしそうに操作していました。
 岡山天文博物館「夏のこども祭り」のイベントで開催された「188㎝反射望遠鏡見学ツアー」風景です。
 床が4mぐらいまで上がるそうです。観望会の時にも望遠鏡を見やすい高さまで床を上げていただきました。本来の目的は、188㎝反射望遠鏡に観測装置を取り付けるための仕組みなのです。
マップを見る

同じテーマの記事

このライターの記事