公益社団法人岡山県観光連盟は令和5年6月11日に法人設立50周年を迎えました。この記念すべき節目にあたり、これまで様々な形で支えていただいた皆様方のご功労に改めて厚く感謝申し上げます。

昭和47年３月の山陽新幹線「新大阪―岡山」間開業を契機に岡山が空前の観光ブームに沸き立つ中、当連盟は昭和48年6月11日に運輸省広島陸運局長の設立認可を受けて社団法人としてスタートしました。将来を見据え県内の官民が一体となって観光振興をリードする組織が必要であるとの時代のニーズに応じた動きであったものと考えております。

設立後は、観光宣伝ツールの作成、全国各地への観光宣伝隊の派遣といったPR活動や受入態勢づくりに努め、さらに昭和63年の瀬戸大橋（児島―坂出ルート）開通に向けて、全国から観光客を誘致する「デスティネーションキャンペーン」に取り組むなど、県や会員の皆様とともに「観光おかやま」のプロモーションを推進してまいりました。

以来、岡山空港や高速道路網など交通インフラの充実、倉敷チボリ公園をはじめとする各地の観光施設の開設や多彩なイベント開催によって来訪客が飛躍的に伸びた時期、続いて経済停滞や度重なる自然災害によって減少した時期、さらにインバウンドの急増から一転してコロナ禍の襲来と観光を取り巻く環境が目まぐるしく変化していく中、時代に応じた誘客事業実施や、節目節目での観光キャンペーン展開に加え、特産品の取扱いにも取り組んできたところです。

観光は今後とも「成長戦略の柱、地域活性化の切り札」（令和5年3月観光立国推進基本計画）とされており、その重要性はますます高まっていくものと考えられます。 当連盟としても、これからの新たな50年において「持続可能な観光」を目指し、地域社会・経済に好循環を生む仕組みづくりと岡山県の魅力アップにつながる価値の創造と発信を通じて、本県の観光物産振興を担う中核的な組織として成長してまいる所存ですので、引き続き皆様方のご協力をいただけますようお願い申し上げます。